田舎の庭先にしばしばみられるユキノシタです。特に石垣などに自然に張り付いて繁茂している姿を見かけます。それを地上で展示してあるのがなんとなく面白いと思いました。しかし、自然界で見ることはめったにありません。新潟県内では自生か栽培しているものが移出か判然としないものが多くあります。自生種は湿り気のある崖などで見かけます。大体群生しています。
表面には少し硬い毛がはえています。葉裏は紫色になっているものが多いのですが中には緑色の個体もあるようです。ユキノシタは薬草として利用されまた食用にも活用できるため昔から庭先に植えられる習慣ができたようです。自然界ではあまり見られないにもかかわらず人のすぐそばに生育している一種の「家畜」のような存在です。