少し湿った場所にサクラソウの花後の姿、まもなく休眠する頃の姿がありました。湿地環境を好むサクラソウは夏の高温や乾燥は苦手なようで種子を完成させた後は今年の生活を終わりをするのでしょうか。周囲にはまばらにサクラソウが植栽されているのかすでに枯れた個体もあります。鉢で栽培などするとかなり遅くまで葉などが残っていますが、冬には休眠する種です早々とその体制に入っているのでしょう。
サクラソウの果実は蒴果で見えている子房は帽子状になっています。熟すとこの帽子がスポッと取れてその下に胎座に並んだ種子が出てきます。花は頻繁に目にしていても果実を観る人は少ないのが現実です。こういう姿もしっかり観ることによりよりサクラソウを理解することに繋がります。