歩き始めて早速出てきたのがアリドウシランです。なかなか出会えない小さなランですが鳩待峠から至仏山へ向かう登山道では非常にたくさんの個体を観ることができました。小さいながらも純白な花はうす暗い林の中では光を放っているように感じ次々と目に入ってきました。
1cmに満たない小さな葉が数枚互生しています。茎はやや匍匐していますがあまり枝分かれをしていません。葉はツルアリドウシと印象がやや似ていて名前の由来になっているようです。近畿地方以北の亜高山帯を中心に自生しているようで新潟県内でも県境の脊梁山脈の高所に点々とみられるようです。