森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ヒメウスノキ

2021年12月18日 | 自然観察日記

亜高山帯に見られるスノキ属の低木で別名アオジクスノキといいます。中部以北に見られるようですが、新潟県内では苗場山周辺以外は極めてまれな種です。しかし、至仏山の尾根筋にはたくさん自生していて低木ながらかなりの広がりを見せている株もありました。


ヒメウスノキの果実

2021年12月18日 | 自然観察日記

花は6月ころ黄白色のつぼ型の花を咲かせますが、果実は赤く熟しますがウスノキのように角張ってはいません。先端は少しへこんでいます。可食です。果実の数があまり多くなかったのは小鳥などに食べられているせいでしょうか。


ヒメウスノキの葉

2021年12月18日 | 自然観察日記

アオジクスノキというように茎は細く緑色をしています。そして、屈曲が多くクネクネとした感じになっています。葉はウスノキやスノキよりアクシバに似ています。