森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

オヤマボクチ

2021年12月25日 | 自然観察日記

鳩待ち峠(1591m)から至仏山(2228m)の尾根道は1600m以上の高所です。オヤマボクチは里山の植物という印象でいましたから、こんな高所に見られるというのがちょっとした発見でした。


オヤマボクチのつぼみ

2021年12月25日 | 自然観察日記

オヤマボクチの花は9月から10月ころになりますから、7月時点ではまだまだでようやくつぼみがはっきりしてきた段階です。白い綿毛をまとった姿は瑞々しくかわいい感じです。


オヤマボクチの葉

2021年12月25日 | 自然観察日記

葉は大型で区部が凹んでいる三角形をしています。葉裏は白い綿毛がたくさん付いていて、この綿毛を利用してソバのつなぎにしたり団子にいれたりする風習が新潟にはあります。この綿毛が火おこしの際に使った火口とかでオヤマボクチの語源になっているというのもよく知られていることです。