チダケサシ

チダケサシです。新潟県内ではほぼ出会うことはありません」。至仏山の尾根筋で見られるというのが興味深い点です。過去には山形県内のやや低地の山里で見かけたのが最も北の記憶ですが、資料によれば本州以南の山地に見られるとなっています。この種も新潟にはなく太平洋側に見られる種ということになりますが、県境近くのかなり高海抜に見られる辺りが面白い点です。

チダケサシの花序 ①

画像を調べていて気付いたのですが、チダケサシにはどうも花序に二タイプがありそうです。まれに雌雄異株という状態があるという記述もありました。また変異や雑種もいくつかるようで、この株は普通みる花序に比べトリアシショウマに近い感じがしますからその雑種かもしれません。

チダケサシの花序 ②

こちらのタイプがよく見る花序です。

チダケサシの花

花を拡大してみました。５数性の花ですが不明瞭な画像で申し訳ありません。

チダケサシの葉

根出葉は、3回から4回の羽状複葉ということになっています。茎葉は草丈の割には数が少ないようです。