森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ケナシミヤマシシウド

2021年12月19日 | 自然観察日記

ミチノクヨロイグサという名称もあるのですが、どちらが普及している名前なのでしょうか。日本海側の山地に見られるミヤマシシウドの1品種という扱いでしょうか。大型のセリ科多年草です。ただ、新潟では平地の里山などでもケナシミヤマシシウドが普通に見らえますから必ずしも深山性の種という感覚はありません。シシウドという種は観たことがないのですが、この種より山地性の種にミヤマシシウドという名前が付いているようです。そのミヤマシシウドの毛のないタイプをケナシミヤマシシウドと呼ぶと理解しています。これが新潟では身近なところで普通に見られるということです。一部の人かどうかわかりませんがこの種をミチノクヨロイグサという名を使っているようです。草丈は2m近くにもなります。