森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ノササゲの実

2010年12月04日 | 自然観察日記
木の実草の実が乏しいという中でこの秋に目立ったのがこのノササゲです。多くの草木が葉を落とした中で色鮮やかな豆の実が存在感を増していました。これもまもなく色をあせるとは思いますがひと時の華やかさを演出してくれました。
ところで、この色は何のためにあるのでしょうね。鳥や小動物などにアピ-ルしているわけでもないようです。何度見ても綺麗ですね。晩秋に里山を訪れる人のためかもしれません。

キンクロハジロ

2010年12月03日 | 自然観察日記
鳥の専門家がそばにいるので次第に関心を持ってきています。不忍池にはこのキンクロハジロがすぐそばまで寄ってきます。餌を与える人がいるのでしょう、人を全く恐れません。近くの看板には「餌を与えないで」という文字があります。キンクロハジロのすぐ下の水面下には大きな鯉の姿がいくつもあります。野生と共存することの難しさを感じますね。なぜか太った猫が石垣の低くなったところから身を乗り出して睨でいました。さてどうするのかな?

カルガモ

2010年12月03日 | 自然観察日記
これはカルガモ。しばしばマスコミに登場するアイドルです。この時期は子連れではないようで単独で行動しています。里山のカモは人の気配で逃げますが不忍池のものは全く動じません。環境が違うとこうも違うのかと身をもって体験。野生が人に近すぎるのも大きな問題があると思うのですが・・。

アキニレの実

2010年12月02日 | 自然観察日記
私用で上京して僅かな時間上野公園を散策しました。不忍池のほとりにアキニレの高木があり垂れ下がっている枝先に果実が沢山付いていました。まだ葉と同じ色をしていてほとんどの人には気づかれない存在(変色しても気づかれないかな?)。まもなく落葉です。そしてその後少し時間をおいて翼をもった果実は風に飛ばされて散っていくことでしょう。

ヒイラギの実

2010年12月02日 | 自然観察日記
ヒイラギの低木が色づき始めた実を見せていました。この木はまだ葉に鋭い棘がありましたから若い木(小さいから当然若いですね)。実はヒイラギは大木(古木)になると葉の棘がなくなります。人間と同じように歳をとると丸くなるのです。昔若い頃、高尾山の尾根筋でヒイラギの話を聞いたことを思い出しました。そのときに若い木と古木の葉の違いに気づかされて、植物の奥に深さに感動したものでした。あいにく越後には自生はなく西日本の樹木です。

ナンキンハゼ 実

2010年12月02日 | 自然観察日記
街路樹にナンキンハゼの高木がありました。もうはじけて白い実が路上に落ちているものもありましたが、その実がはじける前の形がこれです。中に白い実が部屋の数だけ入っています。原産は中国で日本の樹ではありません。花は覚えていないのですがかなり地味なものではなかったかと思います。

フユシャクガ 交尾

2010年12月01日 | 自然観察日記
細かな種名はクロスジフユエダシャクガとおもいますが、昼行性のフユシャクガということになっています。晩秋というより初冬に里山の林の中で乱舞しているガです。晴れた日などは凄い個体が乱舞しています。ふわふわと飛ぶのですが、枝葉などになかなかとまってくれませんからカメラに収めるのが簡単なようで難しい。
実は今飛んでいる個体はすべて雄、雌を求めて飛んでいるのです。雌は実は翅がありません。枯葉や樹にとまって雄を待っています。もちろんフェロモンを出して。そのフェロモンを頼りに雄がふわふわと飛んでいるという時期なのです。
探せそうでなかなか探せなかったものがようやくというか偶然に捉えることが出来ました。フユシャクガが交尾している個体です。上の黒っぽい個体が雌。ちょっとしたスクープですね。

フユシャクガ 雌

2010年12月01日 | 自然観察日記
クロスジフユエダシャクの雌です。邪魔をしないようにそっと接近して写しました。かなり色が黒っぽいですからこれを単独で見つけ出すことは至難の業ですね。周りには雄が沢山舞っています。フェロモンという化学物質を出して居場所を伝えているとしても、この量から見ると雌の個体数はかなり少ないのかなと思いました。
寒さで多くの生き物が休眠に入る時期ですが、逆にこの時期に重要な命の営みを行う生き物も沢山います。冬=休眠などという単純な発想を抑えて「この季節にこそ」という視点で自然から学びたいと思います。

ルリタテハ

2010年12月01日 | 自然観察日記
フユシャクガの傍らにルリタテハが飛翔し翅を休めました。この蝶も成体で越冬する蝶です。雪が降った時のねぐらはどういうところなのでしょうか。落葉の間といっても平坦な場所では雪の圧力で潰されてしまいそうです。斜面か大木の根曲がりの下辺りに隠れているのでしょうか。探し回る機会も多くありませんからなかなかそういう姿を目にすることが出来ません。身近なところでまだまだ知らないことが多くあります。そういうものを追い求めるのも楽しいことです。