森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

タテヤマアザミの頭花

2020年01月27日 | 自然観察日記
頭花は数個がまばらに柄の先に点頭します。頭花は横向きから下向きになるのが多いのですが時に上向きになるようです。総苞片は反り返ります。

ツガザクラ

2020年01月26日 | 自然観察日記
高山植物の定番の一つのツガザクラも白山には普通に見られます。葉が針葉樹のツガに似ていることからつけられた名前ですが、花はあまりサクラには似ていません。カップ状の下向きの花をつけますが夏の終わりは残り花もなく実が沢山着いている姿が見られました。

ツガザクラの葉

2020年01月26日 | 自然観察日記
ツガザクラは小さくても木本です。高山にはツガザクラのような低木のツツジの仲間が沢山あります。ツツジ科の種は山地の尾根などあまり環境に恵まれない場所に適応しているように見えます。その中でも高山という極め付きの悪環境に適応したツツジ科の仲間がこの小低木のグループのようです。

オオヒョウタンボク

2020年01月23日 | 自然観察日記
オオヒョウタンボクという比較的珍しい低木がありました。これは、室堂から御前ヶ峰に登る登山道に見られた株です。実の季節で奇麗な赤い実が沢山着いていて是非晴れたときにもう一度見てみたいと思いました。

オオヒョウタンボクの実

2020年01月23日 | 自然観察日記
瓢箪といっても必ずしも実の大小が決まっているわけでもなく、時には同じような大きさのものが対になっています。ヒョウタンボクの仲間は対になって花が咲き果実が半ば合着するという変わった性質があります。果実は有毒とされますから安易に口にしないことが肝要です。