森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

イリマ

2021年01月26日 | 自然観察日記
イリマという黄色い花が沢山咲いていました。ハワイ原産のアオイ科キンゴジカ属の低木でカメハメハ王朝で珍重され特にロイヤルレイの材料として利用されていた花という紹介でした。

イリマの花

2021年01月26日 | 自然観察日記
ハワイではレイという首飾りなどの花輪については知ってはいたもののいろいろなレイがあり様々なしきたりが付随していることを認識しました。ハイビスカスの仲間の花としては少し軟弱な感じがするイリマですが、ハワイ島ではかつては王族のみがレイとして利用できる花であったそうです。花弁が6枚おしべが合着しめしべを包みめしべの先端は細かく分裂しているように見えました。

イエローサラカ

2021年01月25日 | 自然観察日記
これもマメ科植物。イエローサラカという名板が付いています。大きな花の塊が見えました。圧巻です。原産はミャンマーなど熱帯アジア。
この木を調べて分かったことは、仏教三大聖樹というのがあります。
 ①無憂樹(むゆうじゅ)(マメ科):釈迦が生まれた所にあった木
 ②印度菩提樹(いんどぼだいじゅ)(クワ科):釈迦が悟りを開いた所にあった木
 ③沙羅双樹(さらそうじゅ)(フタバガキ科):釈迦が亡くなった所にあった木
このサラカは①の無憂樹の仲間だそうです。

イエローサラカの花

2021年01月25日 | 自然観察日記
一つの花序を何とか望遠でとらえてみました。この仲間は花弁はなくがくが色づいているのだそうです。マメ科でもジャケツイバラと系統が同じようですから蝶形花のような豆の花を連想することはできません。

ブラウネア・アリザ

2021年01月24日 | 自然観察日記
頭上に赤い大きな花の塊がぶら下がっていました。ブラウネア・アリザという南米コロンビア原産のマメ科の種だそうです。小さな花が半球状にかたまって咲くマメ科の花は初めて見るものでしばらく見入ってしまいました。

ブラウネア・アリザの花序

2021年01月24日 | 自然観察日記
いくつか花の塊があるのですが高い位置にあるため細かな花の様子がカメラに記録できません。望遠で撮ってもなかなか私の腕ではこれが限界です。一つ一つの花の様子を撮りたかったのですが叶いませんでした。しかし、マメ科の植物にこのような形質のものがあることは目からうろこです。花を近くで一つでも観ることができれば納得するのでしょうが遠くから見た花の形からマメ科の種だとはなかなか思えません。

ブラウネア・アリザのつぼみ

2021年01月24日 | 自然観察日記
葉に覆われた枝の上の方につぼみを見つけ記録しました。おそらく10cm近い塊ではないかと思いますがこんなつぼみも初めて見る形質で世界には実にいろいろな植物がいるものだと感心させられます。

ローゼルソウ

2021年01月23日 | 自然観察日記
赤い実をつけた鉢が並んでいました。単にローゼルとかロゼリソウともいうアオイ科フヨウ属の植物という説明です。熱帯・亜熱帯地域で盛んに栽培されている有用植物なのだそうです。

ローゼルソウの果実

2021年01月23日 | 自然観察日記
アオイ科のフヨウ属の花はハイビスカスのようなイメージですから大体検討が付きます。しかし、この扁平な果実の形や色彩に目を奪われます。「ローゼル」ということばは聞いたことがありましたが、ローゼルとはこの植物を言い果実を乾燥させたものがハイビスカスティーの原料になるということは初めて知りました。花後がくが肥大して肉厚になり食べることができとか。また果実は清涼飲料やジャムなどいろいろなものに利用さたり葉は野菜に茎から繊維をとることもできるなかなかの優れもののようです。観賞用の花として名高いフヨウ属の仲間の中では少し異質な存在のようです。