これは長野県内の里山で見たものですが新潟県内では今まで気づいたことがありません。すべてミヤマニガイチゴという種です。新潟県内に自生しているかどうかは分かりませんが、ニガイチゴは西日本系ミヤマニガイチゴは北日本系という大まかな傾向はあるようです。両種が混在する県は低所にニガイチゴ、高所にミヤマニガイチゴとすみわけをしていると考えています。
全体に小柄な感じで花は小さめで花の付き方もまばらな感じがします。上向きの花を咲かせますから同じようなところに生えるモミジイチゴと対照的です。実は赤く熟し苦みが少しあるのでしょうか。まだ口にした経験はありません。
ヨーロッパ原産のオニノゲシが花を見せていました。硬い茎ではないものの1m近くになる棘の目立つ姿はなかなか近寄りがたい雰囲気があります。同属のノゲシは芽出しの頃は食用にされていたと聞きますが、オニノゲシは食べたくないイメージです。
カタバミに目が行きましたが、なんとなくカタバミぽくないので「タチカタバミ」だろうと思いながら確認のため調べてみました。カタバミの立ち上がる品種にタチカタバミといわれていたものがありました。しかし、最近では区別しないようになっているそうですですからさらに追求してみると、どうやら帰化植物のオッタチカタバミというものであるということに結論付けました。北アメリカ原産の帰化種です。