森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

アラゲアオダモの花

2021年05月27日 | 自然観察日記
雌雄異株の種とされます。花は雄花と両性花があります。この株は両性花ですので雌株ということになります。分かりにくいですが花弁は4枚めしべと2本のおしべが見られます。

ニワトコ

2021年05月26日 | 自然観察日記
新潟でよく見空ける葉の大きなタイプではなく葉の小さめの種です。これも長野県で見かけたものですがのびのびとした樹形に花がたくさんついている姿は新潟県内では見かけない景観です。

ニワトコの花

2021年05月26日 | 自然観察日記
豪華な花序ですがあまり観賞用使う向きはなく昔から漢方の方で利用されている種です。「接骨木」(せっこくぼく)と書くように骨折したときに使う湿布剤になるそうです。

ニワトコの花序を拡大

2021年05月26日 | 自然観察日記
おびただしい数の花がついていることが分かります。今はガマズミ科という分類になっている種ですがガマズミ属とはかなり異なるグループでニワトコ属というくくりになるようです。

ニガイチゴ

2021年05月25日 | 自然観察日記
これは長野県内の里山で見たものですが新潟県内では今まで気づいたことがありません。すべてミヤマニガイチゴという種です。新潟県内に自生しているかどうかは分かりませんが、ニガイチゴは西日本系ミヤマニガイチゴは北日本系という大まかな傾向はあるようです。両種が混在する県は低所にニガイチゴ、高所にミヤマニガイチゴとすみわけをしていると考えています。

ニガイチゴの花

2021年05月25日 | 自然観察日記
全体に小柄な感じで花は小さめで花の付き方もまばらな感じがします。上向きの花を咲かせますから同じようなところに生えるモミジイチゴと対照的です。実は赤く熟し苦みが少しあるのでしょうか。まだ口にした経験はありません。

ニガイチゴの葉

2021年05月25日 | 自然観察日記
丸みを帯びた葉もありますが深く三裂する葉もあるようです。葉先があまり尖らない葉が多くあります。ミヤマニガイチゴとの違いのような気がしました。

オニノゲシ

2021年05月24日 | 自然観察日記
ヨーロッパ原産のオニノゲシが花を見せていました。硬い茎ではないものの1m近くになる棘の目立つ姿はなかなか近寄りがたい雰囲気があります。同属のノゲシは芽出しの頃は食用にされていたと聞きますが、オニノゲシは食べたくないイメージです。

オニノゲシの花

2021年05月24日 | 自然観察日記
頭状花は沢山の舌状花が集まってできているようです。あまり開ききっている姿を見ないのですが少し開いてはすぐにしぼんでしまう気がします。自家受粉で結実する性質が強いのではと推測しています。

オッタチカタバミ

2021年05月23日 | 自然観察日記
カタバミに目が行きましたが、なんとなくカタバミぽくないので「タチカタバミ」だろうと思いながら確認のため調べてみました。カタバミの立ち上がる品種にタチカタバミといわれていたものがありました。しかし、最近では区別しないようになっているそうですですからさらに追求してみると、どうやら帰化植物のオッタチカタバミというものであるということに結論付けました。北アメリカ原産の帰化種です。