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山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

墓地の過去・現在

2012-05-14 17:36:01 | 旅行・散策
 参道からお寺の門に向かったら、門が巨大なマンションを背負っていた。
 この門は本来天皇の使者が出入りする専用の「勅使門」だったはずだ。
 勅使門を見下ろすマンションの傲慢さが許せない。

                

 わが家の墓も同じようにマンションを借景としていた。
 しかし、見ようによってはマンションが巨大な墓石のようにも見える。

        

         

 墓地には750年以上長寿の「逆さイチョウ」が人間の栄枯盛衰を見てきた。
 縄文杉を想起するほどの迫力がある。
 親鸞聖人が杖をついた所からイチョウの芽が出たとされる。
 
             

 その近くに半身不随をいたわりながらもしかし樹勢のいいケヤキが屹立していた。
 人間一人がウロに入れるほどの重症だったのに。

 ひたひたと迫る都市の包囲。
 そんななかで、巨木はみずからの命を懸命に保持している。

                     
コメント
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