
「龍山ふるさと村」の散策会が終わり、疲れたからだを自宅で横たえたときだった。
「ギャー、出たー!!」
という和宮様の叫び。
何事かと台所に行ったところ、12cmくらいの立派なムカデが床で逃げようとしていた。
ちょうど、お茶を淹れようとお湯を沸かしていたので、すぐさま熱湯をかける。
すると即死して縮小する。

そういえば、先日、和宮様が「きれいな毛虫がいるわよ」と言うので、畑に行ってみたら「アヤメ」の葉をバリバリ食べている「マメドクガ」(ドクガ科)がいた。
茶色いタワシのような所が毒針らしい。
お皿の器に入れて玄関に置いたらいつのまにかいなくなった。


さらに、裏庭のワラビを収穫して一服をしていたら、和宮様が突然、「ヤダー!!」と震えている。
髪の毛に何かが這っている気配がして、はたいたら、なんとそれは「ヤマビル」だったのだ。
喰われる前で良かったけどね。
どうも最近、こうした生き物に好かれた和宮様である。
侍従のわたしめにはどういうわけかあまり彼らとは遭遇しないのだ。
変な虫に好かれないようボディーガードを配置しなければならないのであろうか。
さすれば、人件費もかかるし、悩む侍従である。