山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

気仙沼の復興フカヒレスープ

2012-05-02 19:30:16 | 特産品・モノ
 先日わが家を訪れた「ずりだし研究学会」主任研究員は、東京のど真ん中で設計事務所も営んでいる。
 その彼がフカヒレスープを持ってきてくれたのだ。

 というのも、彼は そのノウハウを生かした社会貢献として東北大震災の被災地気仙沼の「石渡商店」の復興に寄与している。

           

 サメの水揚げ日本一の気仙沼の象徴がフカヒレでもある。
 その主要事業所だった石渡商店の工場が津波で全壊し、また従業員も犠牲者を出すなど困難の極みにいた。

 全国の支援者と連動して主任研究員らの奮闘によって商品の再開へとこぎつけた。
 そんなことをひと言も言わず、もくもくと「ずりだし」研究に励む姿は感動的ですらある。

 気仙沼の困難は同時にこの中山間地そのものの復興とも連動している。
 「3・11」の被災は同時に、これからの日本はどういう価値を大切にしていくかの試金石でもある。

 つまり、「一人から」何を始めていくかということが問われているのだと思う。
 オイラは鍬で土を耕しながらそんな葛藤と対話してみる。
 そこを突き抜けた主任研究員に首を垂れるしかない。

 おっと、まずはスープの味を舌にのせることから始まるんだね。

 
コメント
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