山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

森町の街並みと蔵展がいい

2012-11-27 21:39:54 | 市民活動・まち育て
 一昨日、隣の森町の「街並みと蔵展」に出かけた。
 全体の印象は、骨董店が多い。
 それはそれとして魅力的だが、市民参加の動きはこれからかな。

 
 ただし、報徳運動の拠点でもあった森町の実業家・鈴木藤三郎に注目したい。
 というのも、彼は「私立周智農林学校」を創立したり、二宮尊徳が残した書物を2500冊にまとめた報徳文庫を建物ごと神社に寄進するなど、ドラッカー顔負けの社会貢献をしている。

 彼が考案した氷砂糖が売られていた。
 ここに蔵展の原点があるように思えるが、お客は少ない。

      
 こうじ屋がいまだにあることは素晴らしい。
 町並みも往年をしのぶたたずまいがある。
 この地域の祭りは有名だが、自治体の合併に安易にくみしない誇りを感じられる。

            
 街角のあやつり人形の動きに通行人は表情をゆるませる。
 金にはならないが、これが大切。

                 
 イノシシに翻弄されていたオイラはつい衝動的にイノシシドッグを食らいついた。
 意外にうまかった。

                      
 福の神・仙台四郎の像を発見。
 仙台市の実在の人物という。
 彼は知的障害があり話しもできなかったが、彼が訪れた商店は商売繁盛したという。

 蔵展では毎回魅力的な講演会が開催されている。
 今回は「秋葉馬車鉄道から新東名へ」だったが、またもや聞き逃してしまう。

 こうしたイベントはついモノの売り買いに目を奪われるが、市民の心意気をいかに打ち出せるかが鍵だ。
 つまり、江戸時代の疲弊した農村を地道に再建した尊徳に学ぶということでもある。
 森町に「報徳社」があったということは精神的な財産だ。
 今で言う、NPOだ。
  
 
 
       

    

       

 
  
 
 
コメント
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