山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

梅雨の山里を歩いてみたが

2014-07-13 22:14:44 | 植物
 雨にけぶる天竜の山奥の龍山町を歩く。
 来週の森林散策会の下見を兼ねている。
 目についたのが「ヒメオウギズイセン」(アヤメ科)の鮮やかな緋色群だった。
 南アフリカ原産だがフランスで園芸品種になり日本では野生化がはなはだしい。

    
 人家のそばではサフランに似た「サフランモドキ」(ヒガンバナ科)にもよく出会った。
 葉がなくて花だけが一輪咲いている。

                        
 死ぬ人の魂を呼び戻すのを「ハンゴン・反魂」というそうだが、この仲間はコレラの下痢止めに効果があるそうだ。
 ハンゴンソウは在来種だが、アラゲハンゴンソウは外来種。

      
 一時ブームにもなった「木立朝鮮朝顔・エンゼルトランペット」も空き家の庭先で発見。
 とにかく、目立つ花はみんな外来種なのが気になる。

                          
 秋葉神社への分岐点の東海自然歩道で「キンシバイ」(オトギリソウ科)に出会う。
 漢字だと「金糸梅」となり、イメージが湧く。
 杉林の林縁でこの黄色は強烈だった。

                          
 ほどよい疲れを感じていたころ、久しぶりに「オニグルミ」を観る。
 天竜川沿い近くで立派な実をつけていた。

 散策コースとしては植物も景観も魅力的だ。
 ただし、在来種の草木を育てる発想が地元や行政にほしいと感じた。   
 
コメント
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