山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

空のキャンバスが揺れるとき

2014-07-16 22:09:52 | 風景
 空を見ながら生きている。
 それもコンクリートジャングルではなく、緑の山並みを背景としている。
 年金収入だけの赤貧な暮らしでは貯蓄行為すらできないが、これほど贅沢な暮らしはない、と空を見上げる。
 台風8号直前の雲は空飛ぶクジラだった。

                          
 わが家の一本杉には多様な雲が絡み合う。
 不穏な雲の変幻はこれからの世界や人生の「無常」を暗示しているのだろうか。
 ふだんの雲はゆったりとしていることが多いが、さすが風雲急を告げる動きだった。

  
 台風一過の空だ。
 激しく青の舞台を駆けめぐる。
 鴨長明じゃないが、同じ形のものは出現しない。
 すじ雲の高度はかなり高いらしい。

                       
 いつのまにか、すじ雲は横に描かれる。
 雨雲はどこに雨を降らせようか、思案中のようだ。
 青いキャンバスに描かれる変幻自在の雲のキャストはまるで個性的な人間群像そのもののようだ。

            
 一本杉の攻防は地球の悲鳴も聞こえてきそうだ。
 川内原発の稼動が認可されそうだ。
 みんなで経済水準を下げれば原発はいらない。
 まだ人類は原子力を使いこなせていないのだ。
 
 空を見てきょうの作業を決めていく。
 きょうの午前中は草だらけの畝を整地する。
 汗をどっさりかいてスイカをかぶりつき、昼寝をたっぷり。
 夕方あわててオクラの苗を植え込む。
 
コメント
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