いつ雨が降りだすか冷や冷やしながら、裏の畑の畝立ちをしカボチャを定植する。そこへ、ウラギンシジミがやってきた。裏の翅は見事な銀白色だ。ふだんはなかなか止まってくれないので表の翅はじっくり見せてはくれない。それがなんとちらりと見せてくれたのだ。ちなみに鮮やかな模様からしてオスだった。どうも、畑に撒いた鶏糞の何かを吸汁している。花の蜜よりこちらのほうが好みらしいのが他の蝶と違う。
表の翅は茶色地に炎のようなオレンジ色が魅力的だ。ときどき日光浴でこれを見ることもあるがふだんはなかなか見られない。食事時は油断するのは人間と同じでもある。メスは今までめったに会えない。(メスの表翅は白色か水色)。
オスは10月下旬には死滅してしまうが、メスだけは越冬して生き残れる。生物のメスの優位性がここに表れている。そのため、シジミチョウ科のなかで特異なウラギン殿はウラギンシジミ科を立ち上げようとしている。