熱波が日本を襲う。長い梅雨が終わり、連日の乾いた空気が人間の意欲を奪う。和宮様は今がチャンスとばかり、梅干しの天日干しをゼイゼイ言いながらも繰り返していく。朝、梅を干してから午後にはその梅を裏返す。ついでに、紫蘇も干していく。梅を一つひとつきっちり並べるところは和宮様らしい。
天気は良いが、日によって蒸し暑い日もあったり、カラッとした日もあれば、風を感じられる日もある。明日から台風が接近するため雲がだんだん多くなり、夕方には黒い雲が白い雲を駆逐していく。
ガラス保存容器は、酸・塩分・アルカリに強く腐食しないのでここに天日干しした梅を入れていく。その上には紫蘇も入れていく。これで「梅しごと」が完了する。梅シロップはすでに熱中症対策として、毎日梅ジュースとして愛用している。酷暑に梅ジュースと梅干しと長ーい昼寝で対抗していくのだ。