イノシシ侵入の予測がズバリ的中。防御態勢が通じたのか、畑への侵入はまずはくいとめたが、畑直前の茂みの中にベッドを作っていた。いわゆる「ぬた場」というものかもしれない。しばらくここで様子見していたのは間違いない。
当局の畑の防御体制といっても、寒冷紗をイノシシが通りそうな所に配置しただけの目くらまし戦術だ。まもなくの学習効果でこの戦術は見破られてしまうのでこれからは違うやり方をしなければならない。電気柵は設置したくない。とにかく畑まで2~3mにまで来ているのだ。
そうしたら、イノシシは向かいの家のヤツガシラの畝に侵入してしまった。丹精に畑を耕していたお婆ちゃんはがっくり肩を落としていた。わが家の防御を警戒してそのあおりが隣の家の畑にいってしまったようだ。今までわが畑への侵入はよくあったがお婆ちゃんの畑を荒らすことはあまりなかった。畝の半分のヤツガシラをやられたので、実直なお婆ちゃんは気を取り直して残りの防御のためためさっそく防護柵を作っていた。
オイラも次の目くらましを設置した。この柵から畑が始まるがまだイノシシは突入は決断していないがそれは時間の問題だ。イノシシの狙いはコンニャク・トウモロコシ・サツマイモ・里芋・カボチャにある。
コンニャク芋は毒があってとても人間が食べられるものではないはずなのに。TVで定点特集している「ひとり農業」のヘルムートさんが生食して病院に駆け込むほどの毒なのだ。コンニャク芋はイノシシも食べないと言われているが、正確にいえば、わが家の経験からすると生食しないかもしれないが芋を掘り起こすことはしているのだ。それで結果的に畑が荒らされてしまう。よっぽど腹が空いていた時の行動かも知れない。さて、あすのイノシシの行動はどのようになるか、当局は戒厳令の施行を検討している。