里芋がイノシシにやられる。食べっぷりが豪快だ。背丈近くなっていた里芋の茎が倒されていた。先日土寄せしたばかりだった。収穫は来月だというのに早すぎるぜ。
淡々と機会を狙っていたのに違いない。何日か同じ状態だと学習してしまう。ぐうたら当局の安心感が仇となる。お情けで三分の一の里芋を残してくれたのをよしとするしかない。向かいのお婆ちゃんのヤツガシラは息子と柵を作ったので侵入はなかった。
「やることがいっぱいあるのによけいな仕事を作ってくれるよ」と舌打ちしながら里芋の茎を炎天下で整理する。寒冷紗で覆った里芋の柵に突入して乗り越えたようだ。支柱がやわだとこうなる。そういえばここ数年里芋は作っていなかった。作ってもイノシシにやられていたのを忘れていた。人間のほうが記憶力を減退していたのだ。トホホ…。