若い頃から旅行が好きで、全国の都道府県にはすべて足を踏み入れている。
しかし、有名な観光地には、驚くほど行っていない。
興味があったのは、あまり人の行かない田舎の町であったり、小さな漁村だったり……。
14年前に、徒歩日本縦断した時も、観光地巡りはほとんどしていない。
だから今回の月例山行の弥山には、当初とんと興味が湧かなかった。
「どうせ安芸の宮島の借景みたいな山なんだろう」
と思った。
ロープ . . . 本文を読む
長者原からくじゅうの山群に入って行くとき、
長者原からくじゅうの山群に別れを告げるとき、
いつも、
そこで迎え、
見送ってくれるのは、
三俣山である。
美しい姿の山である。
からつ労山の10月の月例山行は、この三俣山。
紅葉の時期ではあるが、それを観賞するだけではもったいない。
今の三俣山のすべてを味わいたい。
そう思って、この日を待っていた。
早朝。
多久IC入口。
空には星々が煌めいている . . . 本文を読む
3:00
起床。出発準備。
3:45
マイクロバスに乗り込む。
本日の行程は、A班は、ワク塚ルートを登り、山頂を経て、坊主尾根ルートを下山。
B班は、山頂をパス。
リンドウの丘で待ち合わせをして、A班・B班一緒に昼食をとることになっている。
4:19
ヘッドランプを装着し、登山口を出発する。
登山口から山に入った途端、身が軽くなるのを感じる。
自分が纏っていたすべてが向こう側へと消え去る。
日 . . . 本文を読む
からつ勤労者山岳会の今月の月例山行は、九州一の名峰・大崩山。
佐賀県からは遠く離れているため、9月20日(日)、21日(月)の2日間での実施となった。
9月20日(日)
7:45
午前7時に唐津を出たマイクロバスが、多久IC入口に到着。
私を含め3名が乗り込む。
今回の参加者は22名。
マイクロバスは満席。
さすが人気の大崩山だ。
鳥栖JCTを経て、大分自動車道に入る。
大分米良ICから国道10号 . . . 本文を読む
下の写真の人、誰?
何をしてるの?
「工事現場のおじさん」
違います。
「変なおじさん」
「変な招き猫」
「変な……」
コラ~
怒るよ、も~
ワタシです、ワ・タ・シ!
ブログ管理者のタクです。
これから沢登りしようとしているのです。
地下足袋にワラジ。
借り物の工事現場用のヘルメット。
確かにアヤシイ格好です。
笑わないで下さい。
今日は、からつ労山の月例山行の日。
いつもは第3日曜日なのです . . . 本文を読む
からつ労山の7月二度目の月例山行は井原山。
奇徳橋~洗谷~稜線分岐~井原山~水無ルート分岐~林間歩道分岐~アンの滝分岐~奇徳橋
私にとっては、今夏三度目の洗谷である。
一度目は、夏山訓練登山。
二度目は、ネット仲間との登山。
何度歩いても気持ちの良いルートなので、今回も楽しく歩くことができた。
8:20
奇徳橋に到着。
8:36
出発。
瑞梅寺山の家を過ぎ、小さな集落を抜け、杉林の中の林道を . . . 本文を読む
からつ労山の今月2回目の月例山行は、くじゅうの猟師山と合頭山。
もちろん、森の貴婦人に逢いに……
前日までは晴れていたが、本日の天気は雨。
雨でも出発するのが、わが山岳会の素晴らしいところ。
普通、「生憎の雨」と言ったりするが、私は雨が嫌いではない。
むしろ「好き」と言っていい。
雨は植物の生命力をイキイキと蘇らせる。
晴れの日には見せないような艶めかしさを見せたりもする。
花を撮るには、晴れた . . . 本文を読む
子供の頃にあまりにも雄大な風景を目にすると、それは子供にとっての神話になる。
それは、大人になってからも折にふれ思い出される。
日々の暮らしに追われている時に、その風景は、自分の中にもうひとつの時間が流れていることを教えてくれ、不思議な心地よさへと誘う。
阿蘇の風景は、そんな子供の頃に感じた神話につながっている。
阿蘇の中岳と高岳に行ってきた。
今日は誰もがくじゅうに行くと言っていた。
「阿蘇の . . . 本文を読む
私の好きな作家の一人に、福永武彦がいる。
『草の花』『廃市』『海市』『忘却の河』『死の島』など、魅力的な作品が多い作家だ。
彼の作品の中に、それほど有名ではないが、『あなたの最も好きな場所』という印象深い短編小説がある。
河出文庫の『幼年』という作品集に収められていたが、この文庫は長く品切れ状態が続いているので古書店で探すしか方法はないかもしれない。
『福永武彦全集』の第7巻にも収められているので . . . 本文を読む
二上山と諸塚山は、宮崎県の諸塚村と高千穂町の境界をなす稜線上にある。
この周辺は、アケボノツツジがどこよりも早く咲くということで知られている。
で、片道4時間かけて、そのアケボノツツジに逢いに行ってきた。
まず最初に、二上山展望台へ向かう。
おっ、咲いている。
アケボノツツジといえば、奥深い山に登らないと見ることができないというイメージがあるが、ここでは登り始めてすぐに見ることができる。
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