一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

岩屋山 ……長崎の最強低山で、山の奥深さを知る……

2011年11月27日 | その他・佐賀県外の山
そよかぜさんのお誘いで、長崎市にある岩屋山へ行ってきた。
参加したのは、
長崎組 そよかぜさん、山馬鹿さん、ミッセルさん、bambooさん、Yさん、Kさん
福岡組 S・TAROUさん、凧さん、いーさん、hirokoさん、hirokoパパさん 
     豊津の信ちゃん、豊津の俊ちゃん
大分組 よっちゃん
佐賀組 +3Kさん、平六さん、タク
の17名。
岩屋山といえば、長崎市民に愛されている山。
低山(475.2m)なのだが、山深く、植物種も豊富で、実に魅力的な山だ。
この岩屋山には、過去に一度(2010年01月31日)訪れている。
そのときは、岩屋山から稲佐山を経て女神大橋まで歩いた。
『Green Walk』誌でお馴染みのH兄弟のお兄さんに会ったこと、
稲佐山展望台のレストランで一日限定20食の「トロの華定食」を食べたこと、
縦走路や女神大橋から見た海の風景が素晴らしかったこと、
福山雅治の行きつけの店「思案橋ラーメン」に行ったこと……など、
今でも楽しかった思い出が蘇ってくる。
さて、今回は、どんな思い出が作れるだろう。
そよかぜさんからのお誘いのメールに、
「一般的に歩かれているルートだけではなく、昔の畑道・藪・岩尾根など変化に飛んだルートを考えております」
とあった。
楽しみだ。


8:30
虹ヶ丘小学校前にある岩屋神社駐車場に集合。
今回、私にとっては、
長崎組のYさん、Kさん、
福岡組の凧さん、豊津の信ちゃん、豊津の俊ちゃん
が初対面。
輪になって、それぞれ自己紹介をする。


8:32
岩屋神社の鳥居をくぐり、出発。


岩屋神社には大きな杉がたくさんあり、
最大のものは幹囲5.4mもあるという。


紅葉(黄葉)もピークを迎えていた。


見事だ。


うがたれた岩の中に、石(岩)でできた祠があった。
ここが、「岩屋」という名の由来の場所ではないかとのこと。


「鬼之足跡」があった。
これは、かなり大きかった。


この岩屋神社に立ち寄り、
歴史あるいろいろなものを見たことで、
岩屋山が信仰の山であることを強く感じた。



杉の美林の中を軽快に歩いて行く。


9:35
通称「ヒオウギの岩場」に出る。
夏にはヒオウギが咲くらしい。
海が見えて、眺めは最高!


いろいろな形をした樹木があって、飽きない。


10:10
舞岳分岐に到着。


ここから鋭角に曲がり、式見川の方へ歩いて行く。


10:39
式見川を渡渉する。
式見川源流とも呼ぶべき美しき場所。




街に近い低山に、このような場所があることに驚きを禁じ得ない。


川を渡り終えると、このような石積みがある。


そよかぜさん達が「岩屋インカ石積」と呼んでいるこの石積みは、
幾重にも造られており、本当に美しい。


ここを登りつめると、


11:11
展望岩に出た。


岩屋山が正面に見え、素晴らしき展望の場所。


花期を終えていたが、岩場には数多くのダンギクが見られた。


様々な奇岩を横目に歩き続けると、


11:40
美智子岩に到着。




風景を楽しみながら、ここでランチ。


そよかぜさんから、「つみれ汁」の差し入れがあった。
とても美味しく、おかわりをした。


平六さんからは、「平六羊羹」をもらった。(笑)


食後、岩屋山を見ながら、そよかぜさんのリードで「岩屋山の歌」を合唱。


皆さんの歌声が谷間に響いた。


11:27
美智子岩を出発。
変化に富んだルートを、岩屋山山頂を目指し、
ランチでやや重になった体にムチ打ち(笑)、ゆっくり歩を進める。


13:24
岩屋山山頂に到着。




山頂からの素晴らしき眺め。
かつて歩いた山々が眺められ、しばし感慨に耽る。


皆さんは、何を想う……


13:50
岩屋山山頂を出発。
下山開始。

下山途中、
そよかぜさんが、キチジョウソウの花が咲く場所に案内して下さった。
小さな花で、美しい花であった。
花の少ない時期に咲くからこそ、より貴重に感じられた。


14:34
岩屋神社駐車場に到着。
低山の面白さを存分に楽しんだ山行であった。
標高475.2mしかないのに、
山域が広いということもあろうが、
なんだか奥深い山に彷徨い込んだような感じがした。
このような山を持つ長崎の人々は本当に幸せだと思う。
また機会があったら訪れたい。

今回の山行を企画して下さったそよかぜさん、
ありがとうございました。
山馬鹿さん、ミッセルさん、bambooさん、Yさん、Kさん、S・TAROUさん、凧さん、いーさん、hirokoさん、hirokoパパさん、豊津の信ちゃん、豊津の俊ちゃん、よっちゃん、+3Kさん、平六さん、
また、いつか、どこかの山で……

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