ゴッホ「ある男の肖像画」、別人の作品と判明(読売新聞) - goo ニュース
今回のこの作品は「作風が異なる」ことで別人の作品と判明したわけだが、もし
意図的にゴッホの絵に似せて制作されたもの、つまり贋作であったならばおそらく
その真偽は分からなかったのではないだろうか。要するに本物と判断された絵の
中に贋作が紛れ込んでいるという可能性は否定できないということだ。深刻なのは
今回のようなのどかな話ではなく本物と区別がつかない贋作があることだが、本物
と区別がつかなければ贋作の問題は存在しないとも言えることが美術の不思議な
ところだ。