フロスト×ニクソン
2008年/アメリカ
ハワード×ニクソン
総合
80点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
ロン・ハワード監督作品を観ていつも思うことは、題材は悪くはないのに深みが足りないということである。今回の『フロスト×ニクソン』にしても同じことが言える。恐らく監督の意図は、この伝説のインタビュー番組を描くことを通じて、感情を露わにすることが敗北を意味することになるテレビメディアのあり方を問うということであったはずである。
テレビとニクソンの相性の悪さを示すものとしては、この1977年に行なわれたインタビュー番組のみならず、1960年のジョン・F・ケネディとのテレビ討論もある。ニクソンは別の形で違う意味で2度‘テレビ’に大敗を喫している珍しいキャラクターなのである。
それほど貴重な人物をロン・ハワードは十分に生かしきれていないと思う。何故夜中にフロストに電話をしたのかと考える時、友人でエリートのケネディの存在が暗示さえされないのはどう考えても不自然であろう。
この作品は面白くなくはない。しかし間違いなくもっと深みのある作品になりえたことを考えると残念でならない。
「勘違い」伝達、誤発表に=速さ重視、確認追いつかず-防衛省(時事通信) - goo ニュース
これは今流行りの言葉を使えば“未曾有”の、あるいは“100年に一度”の大失態
であろう。北朝鮮のミサイルの性能の心配している暇があるのならば、自国の防衛
体制にもっと気を使うべきだったのである。それよりももっと深刻なのは北朝鮮に
対して日本が毅然とした態度を示すことができなかったことであろう。今回の失態で
恐らく北朝鮮は、日本という国は脅せばびびって自分たちの思うがままになるという
確信を持っただろう。今後の6ヵ国会議でも舐められて無視されることになるだろう。
北朝鮮に対する今までの外交努力が水泡に帰してしまったことが、今回の失態の
最大の汚点になるはずである。