ザ・バンク-堕ちた巨像-
2008年/アメリカ
ご都合主義
総合
50点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
『レッドクリフ』もそうなのであるが、この作品に言えることはストーリーに‘辛抱’が足りないということである。例えば、サリンジャーたちが狙撃犯を探している時に、偶然探していた狙撃犯を見つける。‘偶然’というのは無いことは無いけれども、用心深くない狙撃犯という設定が想像し難い。その後、美術館で銃撃戦になるのだが、何故か狙撃犯は銃撃戦の‘最中に’防弾チョッキを脱いでしまう(そりゃ撃たれて死ぬでしょう)。サリンジャーが使う微妙な性能の盗聴器(もっと高性能の盗聴器があると思うよ)。このような感じでストーリーは敵方に有利なように展開する。その結果、サリンジャーは最後に自分自身が‘狙撃犯’になってしまうのだが、最後になってそろそろ話を終わらせたいためなのか、IBBCの社長にボディーガードが一人もついていないという奇妙な状況が生じて、サリンジャーに簡単に殺されてしまうのである。ストーリーに‘辛抱’が足りないために、ご都合主義に陥ってしまっていて登場人物たちの心の葛藤が伝わってこない。確かにニューヨーク・グッゲンハイム美術館での銃撃戦だけは見ごたえがある。
レッドクリフ PartII -未来への最終決戦-
2009年/アメリカ=中国=日本=台湾=韓国
5時間では足りない?
総合
60点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
『レッドクリフ Part1』を見終わった時点で、『Part2』では人海戦術のアクションシーンはさらにすごいことになると予想した。確かに『Part1』の陸戦、『Part2』の海戦ともに十分に見ごたえはあったが、何故今『三国志』なのかに関してジョン・ウー監督は私が想像していたような高尚な思想は持ち合わせていなかったようだ。
最大の難点は80万もの兵士を率いる曹操が1人の女性でつまずくというアンバランスなストーリー展開にあると思う。小喬にこだわりがあったとしても、決戦を前にして敵の妻が立てるお茶を飲むだろうか? 尚香も活躍し過ぎだと思う。あれほど簡単に情報が漏れてしまうと却って興醒めてしまう。確かに女性を狂言回しに使うことは娯楽作品の常套手段ではあるだろうが、あまりにも安易ではないだろうか?
しかし幸か不幸か退屈なスティーヴン・ソダーバーグ監督のチェ・ゲバラ2部作を観た後のためか、単純なスペクタクル映画として観るならば十分に楽しめると思う。
温首相「完全に理解」何度も 熱帯びた日中首脳会議(産経新聞) - goo ニュース
外交筋は「米中両国は、米国の素案にあった安保理決議に『(北は)従っていない』
との表現でほとんど決着していたが、それを『違反』に格上げしたのは麻生首相の
力だ」と述べているが、本当にこのように思っているのだろうか? 私には温家宝が
麻生の言い分をしっかりと聞いて日本の事も配慮して妥協しましたという、日本国民
に向けてのアピールのように見える。中国側にしてみれば今回は安保理決議でさえ
なければ良いわけであって、影響力のない議長声明の内容がどうであろうとも
中国にとっては問題はないのだから、ここは日本に配慮したように見せかければ
中国にとって利益があるということである。温家宝の方がはるかに上手であるが、
“外交筋”がそのことを了解しての上の発言であるならば、日本は中国の