MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『キャプテン・マーベル』

2019-03-27 00:56:40 | goo映画レビュー

極右暴力の新しい脅威 ニュージーランドのモスク銃撃
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原題:『Captain Marvel』
監督:アンナ・ボーデン/ライアン・フレック
脚本:アンナ・ボーデン/ライアン・フレック/ジェネヴァ・ロバートソン=ドゥウォレット
撮影:ベン・デイヴィス
出演:ブリー・ラーソン/サミュエル・L・ジャクソン/ベン・メンデルソーン/ジャイモン・フンスー
2019年/アメリカ

世相と絡むストーリーの是非について

 本作を観ている内に、今年の3月15日にニュージーランド南島クライストチャーチのモスクで起きた銃乱射事件を思い出した。殺人罪で起訴されたブレントン・タラントは白人至上主義で「反移民」の極右思想を持ったオーストラリア人らしいのだが、そのオーストラリア人でさえオーストラリアに移住してきて先住民であるアボリジニを排斥してきたのだから偉そうなことは言えない立場ではなかったのか。
 偶然ではあるにしても意外と世相を反映したストーリーで上記の事件があったばかりだから途中から楽しめなくなってしまったのではあるが、それはもちろん本作の出来の良し悪しとは別の話である。

 

 ついでと言ってはなんだが、R.E.M.の「クラッシュ・ウィズ・アイライン」を和訳しておく。これは「化粧」を巡る話とだけ言い添えておきたい。

「Crush With Eyeliner」 R.E.M. 日本語訳

僕は知っている
僕は君が彼女を見ていたことを知っている
彼女は悲しい少女で
街路を歩いていたのだが
それは長く酷い道だった
僕は絶対に彼女と会えないのだろうか?
彼女は女性と子供っぽさを兼ね備えた存在なんだ
僕のキスと息とテレビン油

僕は夢中になっている
僕が本命なんだ
彼女が近づいてくるのが君には見えるのか?
僕はアイラインですっかりのぼせ上っている

僕は大好きで夢中で
それが過大な後押しになっている
彼女だけが僕が奪える人
僕はどのような立場につくべきなのか?
不満なのか?(君は嘘つきだ)
どのようにすれば僕は彼女を納得させられるのか?(嘘つき)
僕も模造品だということを

僕は夢中になっている
僕が本命なんだ
僕たちはみんな自分自身を作り上げているんだ
君には僕が分かっている
彼女は悲しい少女で
それは長く酷い道だった
彼女自身がこしらえもので
僕を飲み込む
僕は自分自身をどのようにさせられるのだろうか?
人生は奇妙だ
僕は自分自身をどのようにさせられるのだろうか?(彼女を騙せ)
彼女を僕のものにするために

僕は夢中になっている
僕は何でもするよ
キスでも息でもテレビン油でも
僕はアイラインですっかりのぼせ上っている

僕は夢中になっている
君には僕が分かっている
僕なら君のフランケンシュタインになれるよ
僕はアイラインですっかりのぼせ上っている

僕は夢中になっている
僕が本命なんだ
僕のヴァレンタインになってくれないのか?
僕はアイラインですっかりのぼせ上っている

R.E.M. - Crush With Eyeliner (Official Music Video)


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