原題:『Venom』
監督:ルーベン・フライシャー
脚本:スコット・ローゼンバーグ/ジェフ・ピンクナー/ケリー・マーセル
撮影:マシュー・リバティーク
出演:トム・ハーディ/ミシェル・ウィリアムズ/リズ・アーメッド/スコット・ヘイズ/リード・スコット
2018年/アメリカ
ネタが被る「SF映画」について
どこかで観たことがあると思ったら、最近観た『ザ・プレデター』(シェーン・ブラック監督 2018年)と悪役の行動がそっくりだと気がついたのだが、面白さは断トツ本作の方が上で、これは予算の問題なのかと思って調べてみたら『ザ・プレデター』が8800万ドルに対して本作は約1憶ドルだからそれほど差は無い。
しかしヴェノムというキャラクターも同じマーベル・コミックのハルクと似たような感じで、怒りによってハルクに変身してしまうブルース・バナーの苦悩と比較するならばたまたまヴェノムに憑りつかれてしまった主人公のエディ・ブロックとヴェノムの関係は「バディ」のようで時としてコミカルでさえあるのだが、それほどストーリーに新鮮味は感じられなかった。
エンドクレジット後のシーンは日本では来年公開される『スパイダーマン: スパイダーバース』というアニメーションの予告のようなもので、本作とは関係はない。