MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

恐るべきセレブ力

2010-09-23 00:01:02 | Weblog

ヒルトンさん、入国できず帰国 「日本の規則を尊重」 (朝日新聞) - goo ニュース
パリス・ヒルトン、日本への入国許可下りず成田で足止め!イベントは中止に! - goo 映画

 今回パリス・ヒルトンは「パリス・ヒルトン・ブランド」のハンドバック、アクセサリー、

時計の2010年の秋・冬の新作発表のためチャーター機で来日したらしい。彼女は

若いから知らないのかもしれないが、あのポール・マッカートニーでさえ1980年の

来日時に大麻不法所持で現行犯逮捕されてイギリスに送還されてしまったのだから

日本に入国できる訳がないのである。若くて可愛らしいと思っていたパリス・ヒルトン

もいつの間にか30歳目前になっていて驚いたが、マリリン・モンローばりの歩き方は

変わっていなかった。しかしアメリカでコカイン所持容疑で逮捕され、執行猶予付き

の有罪判決を受けたばかりの人が普通に仕事をするためにはやはりセレブで

なければできないだろう。


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地域性にそぐわない仕事

2010-09-22 00:02:10 | Weblog

最高検、主任検事を証拠隠滅容疑で逮捕 郵便不正事件(朝日新聞) - goo ニュース
「伝統だから」という伝統に苦しむ角界は現代日本の象徴か(gooニュース・JAPANなニュース) - goo ニュース

 大阪地検特捜部のエースと言われていた前田恒彦検事が、押収品のフロッピー

ディスクのデータを改ざんして証拠隠滅の容疑で逮捕された今回の事件と大相撲の

野球賭博事件が同じ年に起こったことは偶然とは思えない。誰からも文句を言われ

ない立場でいられた大阪地検と日本相撲協会はやりたい放題の末に無様な醜態を

晒してしまったということである。前田恒彦に大阪地検特捜部のエースという立場に

よるプレッシャーがあったという話があるが、2000年に旧石器捏造事件を起こした

考古学研究家の藤村新一とは違って、冤罪を生むのだから取り返しがつかないし、

旧石器捏造事件と同様に資料の改ざんが今回だけだとは思えない。“特捜部”など

大阪に置くからより多くの手柄を立てようと欲張ってしまった結果のような気がする。

最高検という身内が調べるというのもどこまで信じられる調査になるものやら。


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二重DV

2010-09-21 00:05:02 | Weblog

妻からのDV被害届、夫の巡査部長に伝える 京都府警(朝日新聞) - goo ニュース

 DVに関することは警察は日々その対応に追われているはずなのだから、「下鴨署

に連絡したのは人事管理上の必要からだった」ために本人に止めるように言っても

ほとんど効果がないことくらいは分かっているはずである。それもわざわざ妻の実家

で馬乗りになったり腕をつかんで振り回したりして妻に怪我をさせているということは

かなり酷いDVである。妻が傷害容疑で被害届を出したことに激怒した巡査部長の

夫が逆切れして拳銃で妻を銃殺するような事態になってもおかしくなかった。そうなる

と京都府警もDVに加担したことになるだろう。被害者の方が被害届を出すにも細心

の注意を払わないといけない状況とは


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“同じ土俵”について

2010-09-20 17:06:39 | Weblog

イチロー“史上6人目”静かなる3500安打(スポーツニッポン) - goo ニュース
白鵬54連勝、双葉山までM15/秋場所(日刊スポーツ) - goo ニュース

 やはり“日米通算”という肩書きがある記録はメジャーリーグでは無意味のような

気がする。ドルが使われている場所で日本から持って来た“円”をドルに“両替”した

から認めて欲しいと言われても“大リーグで3500安打以上はピート・ローズら5人”

とイチローの記録を並べることはそもそも“土俵”が違うのだから認め難い。しかし

たとえ土俵が同じであっても白鵬の戦後トップの連勝記録も認め難い。2010年の

名古屋場所は大相撲野球賭博問題で琴光喜をはじめ多くの関取が謹慎休場に

なったのだから千代の富士に比べれば楽だったことは間違いない。つまり様々な

要素が入り交じってくると記録というものに意味がなくなってくるという事である。


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『食べて、祈って、恋をして』 30点

2010-09-19 21:48:40 | goo映画レビュー

食べて、祈って、恋をして

2010年/アメリカ

ネタバレ

観ている方はイライラする

総合★☆☆☆☆ 30

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 作品の冒頭から主人公のエリザベス・ギルバートの夫のスティーヴンがエリザベスの友人のデイラの赤ん坊の面倒を見ているシーンがあり、その後もインドの僧院で出会ったリチャードが語る18歳の息子のことや、フェリペの19歳の息子や、バリで知り合ったワイアンの幼い娘のトゥティとの出会いがあることを勘案するならば、エリザベスがスティーヴンと離婚する原因は子供に関することなのかと思われたが、ハッピーエンドのラストシーンを見るとそのようなことではないらしい。
 それならばスティーヴンが自分に相談もなく大学に戻って教育学を学ぶことや、フェリペが自分に相談もなく無人島に行くことなど、男たちの身勝手な振る舞いにエリザベスは耐えられなかったのかと思われたが、ハッピーエンドのラストシーンを見るとそのようなことでもないらしい。
 例えばジュリア・ロバーツが1995年に主演した『愛に迷った時(Something to Talk About)』で詳細に描かれたような妻としての葛藤が全くなく、結局、最後までエリザベス・ギルバートが具体的に何に対して苦悩しているのか掴めないまま、そしてそれがどのように彼女の中で解決できたのかも分らないままで終わってしまった。
 ただ‘ライザ・ミネリ’‘ソフィア・ローレン’‘ジェームス・テイラー’‘1975年のシェール’‘スティング’という一連のモノマネギャグは冴えていた(残念ながら笑っていたのは私だけだったが)。
 ニール・ヤング(Neil Young)の「ハーベスト・ムーン(Harvest Moon)」を訳出するのであるならば、ニール・ヤングの「孤独の旅路(Heart Of Gold)」も訳出するべきだと思うが、訳出されたからといって作品に対する理解が深まるわけではない。


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確信犯ではなかった

2010-09-19 16:36:02 | Weblog

蓮舫氏の尖閣発言「とんちんかん」 自民部会で批判(朝日新聞) - goo ニュース

 自民党の外交・国防部会において、尖閣諸島沖の中国漁船と海上保安庁巡視船

の衝突事件について蓮舫行政刷新相が「(尖閣諸島は)領土問題なので毅然とした

日本国としての立場を冷静に発信するべきだ」と述べたことに対して「とんちんかん」

「勉強不足か」と批判が噴出し、失笑さえ漏れたらしいが、私は蓮舫の出生のことを

考えるととても笑えなかった。これは「とんちんかん」とか「勉強不足」というレベル

ではなくて“確信犯”なのではないかと思ったからであるが、蓮舫は「誤解を与える

表現だった。尖閣諸島は歴史的にも国際法上もわが国固有のものだ」と発言を

修正してしまい、外務大臣も前原誠司が就任したことで、この件に関して“内紛”が

起こることはないのかと何故か少々落胆してしまった。


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「玉置、お前もか!」

2010-09-18 00:01:06 | 邦楽

玉置浩二謝罪「小さい人間だよ」(日刊スポーツ) - goo ニュース
ろれつ回らぬ玉置浩二さん、客と口論・公演中止(読売新聞) - goo ニュース

 当然ブレてしまうのは日本でトップに立つ人間だけではないのであるが、まさか

玉置浩二まで謝罪してしまうとは残念至極である。ライヴというものは玉置が言う

通りにやってみなければ出来の善し悪しは分らないものである。アーティストは当然

万全の準備をしてコンサートに臨むべきではあるし、そうしているはずだが体調や

気分次第で調子が上がらないことは多々ある。特に外国人のミュージシャンは日本

ということでバレないと思って手を抜いて演奏することさえあるらしいから、私は絶対

に高い入場料を払ってまでコンサートに行くことはない。玉置浩二の人間の小ささは

一部ファンと口論になったことにあるのではなく、こうして謝罪してしまう事にある。


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「竹原、お前もか!」

2010-09-17 23:56:44 | Weblog

阿久根市長が反省の弁「私の不徳が原因かも」(読売新聞) - goo ニュース

 どうしてこうも日本でトップに立つ人間はブレてしまうのであろうか? 鹿児島県の

竹原信一阿久根市市長は去年11月、ブログ上で「高度医療のおかげで以前は

自然に淘汰された機能障害を持ったのを生き残らせている。結果養護施設に行く

子供が増えてしまった」と記述したことに、あれほどかたくなに謝罪を拒み続けて

いたのに今頃になって謝罪してしまった。是非はともかく私は竹原信一だけは信念

を貫き通す男だと思っていたのに、ついに日和ってしまった。解職請求(リコール)で

有権者数の過半数に達する署名が集まったことに関しても「私の市政に関する説明

不足や私自身の不徳が原因かもしれない」と反省しないことが売りだった男が反省

の弁を述べてしまっている。自ら“キャラ”を放棄してしまっては終わりであろう。


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『バイオハザードIV アフターライフ 3D』 60点

2010-09-17 23:27:33 | goo映画レビュー

バイオハザードIV アフターライフ 3D

2010年/アメリカ

ネタバレ

デタラメ作りの困難さ

総合★★★☆☆ 60

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 クリス・レッドフィールドとクリスタルと一緒に刑務所からの脱出するために、水が張った地下トンネルを通り抜けた途端にクリスタルがアンデッドに襲われて水中に沈められて殺された時にアリスが何の憐れみを見せなかったために、アリスの脳は完全にウイルスでやられていると思ったのであるが、ルーサー・ウエストが行方不明になった時には心配そうな様子を見せたということは、これはもはや監督のポール・W・S・アンダーソンの興味が物語よりも、3Dで撮影されて3Dで編集された3D映像に集中しているように感じた。確かに上下左右の激しいカメラワークと白黒に赤を加えたコントラストは3D映像を上手く引き立てているように見えたし、元々物語に期待していなかった私はそれで十分に作品を堪能したのではあるが、どうせいい加減な物語であるのならば、もっと思い切ってT-ウイルスを駆使して物語をデタラメに展開してくれれば間違って‘怪作’になったかもしれないと悔やまれる。アンデッドが全員アリスのクローンとか、マジニもアリスのクローンとか、処刑マジニも頭巾を取ったらアリスのクローンだったりとか。


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『戦場にかける橋('57)』 100点

2010-09-16 18:12:30 | goo映画レビュー

戦場にかける橋('57)

1957年/イギリス=アメリカ

ネタバレ

バイアスについて

総合★★★★★ 100

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 2010年8月25日に「小沢一郎政治塾」において小沢一郎衆議院議員が講演の中で『戦場にかける橋』を取り上げていた。まずはその部分を引用してみたい。

「その一方でね、みんな、あの、映画覚えてるかな、『戦場に架ける橋』というのを。覚えている人いる?この中で。
もう古いからいないか?いる?おお、タイとビルマのね、戦争中に国境に鉄道を通すということで、日本軍が昼夜建工で、工期4年か5年かかるのを1年ちょっとで作っちゃった話なんだけれども、その映画、早川雪洲とね、誰だっけもう一人英国の俳優でもってあったんですがね、そこにアメリカ兵やオーストラリアの兵やそして特にあそこイギリスの植民地でしたから、イギリス兵の捕虜を使役に使ったわけですね。

ある日、イギリスの捕虜が送られてくる、ということになって、その現地に。
まあ、たぶんねヨロヨロして、ふて腐れてモタモタ歩いてくるんだろうと、誰もが想像しておった。

ところが、イギリスのその捕虜は、将校を先頭にして隊列を組んで、いわゆる映画では『クワイ河マーチ』と言われる。
口笛で行進曲を吹きながら、みんな隊を組んできちっと収容所?に入ってきた。
アメリカ兵もオーストラリア兵もおったまげて、日本はもっとおったまげたわけですけれども、そういう捕虜になってもキチンと組織のあれが守られている。それから、鉄道をつくる作業にその兵を使うわけだけれども、ジュネーブ条約で将校は使役に使ってはいかんちゅうことになってんですね。

それでその将校の、捕虜部隊の一番偉い人がたまたまキャップ、長になったんでしょうけれども、日本軍はその人も強制労働せよと命じたんだけれども、これはジュネーブ条約で将校は、そういうことはさせられない、する必要ない、させてはいけない、いうことになっている。

断固拒否したんですね。その将校が。

独房に、まあ南洋ですからね、熱いトタンぶきのうだる様なグダグダの独房に一週間くらい閉じ込められて。

しかし、それでも絶対負けない。

それでフラフラになって出てきた。

その将校を、賞賛しようとして言ってんじゃないですよ。

その出てきた、絶対に将校はその作業につかなくていいんだ、という筋道をきちっと守って、独房からフラフラになって出てきた将校を、その他の兵士が拍手で迎えた。よーやった、と。

非常にわたしはびっくりしたと同時に感動した場面でしたね。

たぶん、今、言ったように日本の兵隊が捕虜になったら、『何言ってんだ、お前だけサボっててふざけんな』というような類(たぐい)の話になってたんだろうと、その本を読むと想像できますが。

その『戦場に架ける橋』『クワイ河マーチ』というのは、そういう、まあ日本を軽蔑した映画だというような、つまらん論評は別にして、私はそこに非常に感動した。

なぜ、この違いが出てくるんだ、と。

それは、いわゆる帝国陸海軍、この規律・空気、これは結局、天皇陛下の名を借りてですけれども、上から与えられ、押さえつけられた結果で、それを守ってきた。

だが、イギリスのほうはそういじゃない。

自分達でつくった国であり、自分達の意志でもってつくった軍隊であり、また、組織、階級であった。

自分たち自身のものなんですね。

だから、祖国愛も、その祖国のために戦う軍隊も組織も、みんな自分たちで作りあげてやっているもんなんだから、それは、守らなくてはいけない。
たとえ捕虜になっても、というのが、私は彼らの意識ではないかな、というふうに思いましてね。

非常にその映画に、その部分ですよ、その面において感動したことを今もって忘れてはおりません。

ですから、私はそういう意味で、家族愛で始まる郷土愛、祖国愛、愛国心というものは、そういう本当に自分たち自身の心の中にうまれるものでありますし、また、社会、国は自分たち自身の社会であり国であると。
それが自立心であるという民主主義の基本の意識が徹底していると、ということを私は学ばなくてはならないと、いうふうに思っております。

私はイギリス人は、まあ好きじゃないんですけども、ええ、散々悪いことしといて、なんかあの紳士ヅラして済ましてますから、好きではないんですけれどもその知恵とね、やはり自分たちの自立心と、そういうものがね、やっぱりその知恵と自立心は、七つの海を支配しただけの民族だと思ってますね。

あのアメリカの連中と話した時もね、時々話すとね、なんで、そう君らはそう単純なんだと、本家のイギリス人に少し学んで来いって言うんですけれども、僕はアメリカ人は好きですけれども、どうもね、単細胞なところがありまして、ダメなんですが、我々は、いわゆる他山の石、やっぱり、いいところはキチンと学ぶという面が、自分自身の研鑽につとめ、また、自分自身を作り上げていかなくてはならない。」

 もちろん作品をどのように見ようと個人の勝手なのではあるが、ベテランの政治家であるならば早川雪洲の名前を出す前に、この作品の助監督で兼松大尉役で出演もしている、昭和18年に第二次世界大戦でフィリピンに軍属として応召し、終戦時、現地司令官山下奉文大将がアメリカ軍に投降の折り、通訳として抜擢されその任務を果たしたヘンリー大川(大川平八郎)の名前を挙げるべきだと思うし、それ以前に『戦場にかける橋』が決して史実に忠実ではない上に、監督がデヴィッド・リーンというイギリス人であることも頭に入れておくべきであろう。
 それでも『戦場にかける橋』が傑作である所以は、そのようなバイアス(偏向)を作品自ら打ち破るだけの力があるからである。大佐としての使命を最後まで貫いたニコルソンが、大局を見れば敵を利する行為をしていたという皮肉や、橋が爆破されて大惨事を招いた主因が銃で撃たれたニコルソンがたまたま点火箱のスイッチの上に倒れこんだことによるという呆れるほどの無益さなど、いまだに強烈に身につまされるのである。


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