寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

George Martin / In My Life

2016年03月10日 | 洋楽
ビートルズの成功を陰で支えたジョージ・マーティン(名プロデューサー)が3月8日に亡くなった(享年90)。彼が引退を決め最後に手掛けたアルバム(1998年3月発表)を追悼の意味で聴いた(以下、赤字はインナーからの引用 訳:内田久美子)。 

2ショット


 今までどれほどのレコードをプロデュースしたか、もう数えきれなくなってしまったが、その数はどうであれ、最後の一枚になる作品が必ずあるはずだ。もしそうなら、なぜそれを偶然にまかせるのか? それをどんなものにするか、自分で決めればよいではないか。好ましく思い出すことのできる、楽しく作って楽しく聴けるものにしよう。
 私はあるアイデアを思いついた。友人やヒーローたち、つまり私が常に好感をもち称賛してきた人たちに、私の人生の重要な部分を占める音楽にともにかかわってもらおうと考えたのだ。それは同時に彼らに対する敬意のしるしでもあった。ビートルズは、言うまでもなく私の友人でありヒーローだが、彼らに参加してもらうことはまず不可能だ。そこで、せめて彼らの曲を選び、意外な人たちに歌ってもらうことにした。

A Day In The Life Jeff Beck
 もう何年も前、ジェフと私は、時代の雰囲気をよく捉えた2枚のアルバムをともに作り、世界中のリスナーを興奮させた。中でも名作となった『ブロウ・バイ・ブロウ』は、私が偉大なプレイヤーと組んで制作した最高傑作のひとつだ。“ア・デイ・イン・ザ・ライフ”はジェフ自身の選曲だった。彼はギターを人間の声のように歌わせることのできるギタリストである。クライマックスにオーケストラはほどんど必要なかった。ギターがすべてを語っている。

私は3曲目のジェフ・ベックによるカバーが聴きたくてCDを購入したのだが、今や愛聴盤の一つである(ジョン・レノンの曲が多いのがよい)。変わり者の天才ギタリストは『ブロウ・バイ・ブロウ』録音中にローリング・ストーンズからミック・テイラーの後釜として加入を打診されてダラダラリハーサルにも参加したが、迷った末においしい話を断った。インストロメンタルアルバムの商業的成功はジョージの協力なくしてはありえなかった(=危険な賭けに勝った)ことをジェフは後に回想して感謝の気持ちを表している。この曲はお気に入りのようで以後のツアーでずっと演奏されている。あの世のジョージも嬉しく思っていることだろう。

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広島県福山市東桜町4‐5・いまそう会館の改修工事

2016年03月10日 | 日記
今年夏に行われる市長選に羽田皓氏は出馬せずとの報道に家族は「へー」と言っただけ。話題の人がいる庁舎西側に建つ葬儀屋・いまそう会館。現在改修工事が行われており国道2号線からもよく見える。この業界は市内のスーパーと同様に熾烈な競争を繰り広げている。

改修中の会館

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広島県福山市城見町1丁目3の駐車場奥にある小さな稲荷社

2016年03月10日 | 郷土史
トユキビル(城見町1丁目3‐7)解体現場から北へ向かって数m行くと横に細長い駐車場がある。通常車が3台入っているので道路から奥が見えることはまずない。昨年の秋、後列の車が一台出ている時に稲荷社の存在に気付いたのであった。それは私が長い間探していた「米屋町の赤鳥居」跡だった。

石畳

中央に残る石畳(とおそらく手水鉢)は戦前に造られたものである。『聞書き東学区物語 復刻増補版(平成二十五年九月発行)』の40頁に松川敬一さんの談話が掲載されている。

 戦前の米屋町の稲生神社を知る者には、大きな赤い鳥居が懐かしい。
 由緒書によると『水野勝成福山城下ノ構成ノ砌米穀売買市場ヲ設ケ穀物ノ市場ヲ立テ其ノ守護神トシテ奉斎セシトイウ』となっている。戦災焼失後、再建の話が起きたり中止になったり、目下いろいろ相談中の由。
 米屋町の赤鳥居は、所在が一つの目標になっていて、『福山市米屋町赤鳥居前 渡辺内科外科医院」とか、同じく「赤鳥居前 金銀細工琴製造販売 宍戸商店」などと広告が出ている。早くもとのような赤鳥居を見たいものだ。
 もと米屋町の国鉄以北の町内会を現在、「城見町一丁目宝黄町内会」という。この稲生神社を通称寶黄稲生神社ということから命名されている。

祠

消火器

同書には補足説明として「・赤鳥居の高さ 六米余」の記載がある。結局再建話は立ち消えとなり現在に至る。稲荷社は永田ドレスメーカー(同町1丁目2‐24)対面の駐車場(奥)に祀られている。

ドレメ

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