THE FOURTH PARTY

チョイ毒エッセイのようなもの。コメント欄でのやりとりはしません。用事がある人のみ書き込んでくだされ。

地球滅亡まであと1ヶ月(本気にしないように!!)

2008-10-22 22:22:03 | オフロード

俺の人生に大影響を与えたマンガ(コミック、アニメ含む)が3つある。
一つ目、それは今までこのブログでも何度も書いてきた、池沢さとし氏の「サーキットの狼」。これは一度もっと深く掘り下げなければなるまい。
二つ目。1980年代中頃に少年ジャンプに連載されていたとあるマンガ。この話もまたいずれ。
三つ目。コレが今回の本題、「宇宙戦艦ヤマト」である。
 

上記3作の内、1つ目2つ目は直接的に俺の仕事や趣味・嗜好に影響を与えたのに対して、「宇宙戦艦ヤマト」はあまりのスケールのデカさに圧倒されたというカンジだろうか。
俺の頭の中にはヤマト以外の物は全て消え去ってしまい、何かに取り憑かれたかのように、毎日ヤマトの絵を書いていた記憶がある。
 
 

ヤマトは超スペシャリスト集団によって製作されている。
素晴らしきは、まず練りに練られたストーリー。正直なところ俺はドンパチ物(直接的に戦争の描写があるという意味)は好みではない。だが、遠い未来に地球が滅亡しそうだという実感の無い設定に、第二次大戦中に沈没した戦艦大和という実在の物が絡んできてリアリティを感じさせる。それまでの子供向けアニメや特撮ヒーロー物では、第一話から最終話まで一環して悪の集団の壊滅を目指してはいるものの、原則としてストーリーは一話ずつの完結である。ヤマトの場合はイスカンダルに行ってコスモクリーナーDを受け取るという使命が根幹にある。一話ずつにおいてある程度の一段落はあるものの、一話ずつ新しい怪人やナントカ仮面みたいなのが出てくるような稚拙なパターンはない。常に「つづく」というストーリー。次も見なければ・・・という気持ちにさせられる。
 
一方で、変身ヒーロー物のファンを喜ばせるかのような必殺技も盛り込まれている。
まず一つは波動砲。一般的なヒーロー物のように毎回毎回安売り的に発射しないところが、正に「最後の一撃」としての魅力を引き出している。
あと、ワープ。ヤマト以前にも「ワープ」という言葉を使った映画やテレビ番組があったかどうかは知らないが、この言葉は間違いなくヤマトが流行らせたものであろう。 ※「ワープ」は時空を歪ませて長い距離を近い位置に持ってくる事により速く移動できる架空のものだが、現在でも物理的な検証をしようという動きが続けられているようだ。海外では「スタートレック」が先行して使用している。
 
敵にも敵の事情があるという設定は、単なる子供向け番組の領域を超えている。俺もいまだに仕事で青いペンキが手に付く事を「デスラー総統」と呼んでいるほど、圧倒的存在感のある宿敵。
戦いだけでなく、人間愛や家族愛、恋愛感情にも気を遣って製作されている。コレがヤマトのストーリーを飽きさせないものとしている大きなファクターであろう。
 
キャラクターデザインは元々、松本零士氏が中心になってなされた物の様である。氏の描く絵は、機械などの無機物や昆虫、惑星などですらセクシーに見えてしまうところが最大の魅力だと思っている。他の手の加わっているアニメではその特徴は薄れているが、氏が直接描いたイラストは実に、実に素晴らしい。
 
主題歌。コレがまたイイ。

宇宙戦艦ヤマト2

宇宙戦艦ヤマト3

オーケストレーションも絶妙だし、唄もインパクトがある。これだけのシリーズ物で主題歌が一貫して使われる例は比較的少ないのでは? いまだにプロ野球の応援などでスタンダードとして使用されているのは、この曲の良さを証明している。またサウンドトラックがLP(!)化され、比較的メジャーな存在として出回っていたのも、ジャパニーズアニメーションとしてはかなり珍しかったと思う。何せ劇中のBGMが有名になってしまうのだ。そんな例は俺が知る限り、国内では他にははサザエさん、水戸黄門、暴れん坊将軍くらいのモンだ(コレは半分冗談デス。これらはBGMこそ有名になっているものの、水戸黄門は2005年、暴れん坊将軍は1999年にCD化。サザエさんは存在したようだが詳細は不明。この他個人的にアニメ・サントラとして高く評価しているのはルパン三世か)。
 

ヤマトのサントラの中でも俺が圧倒的にイチオシするのが宮川泰氏による「無限に広がる大宇宙」という一曲。

BGMなのにいまだ俺の心に奥深く突き刺さっている。これはジャパニーズアニメーション・サントラとしては最大の名曲の一つに挙げられるであろう。ヤマトⅠでは女性ヴォーカルによるスキャット、ヤマトⅡではインストルメンタルであった。このYouTubeの物は劇場版の「さらば宇宙戦艦ヤマト」のオープニングと思われる。
 
残念ながらそんな「宇宙戦艦ヤマト」にも幾つかの欠点がある。
まず、作者(必ずしも『原作』という意味ではない)がハッキリしない事。当時小学生だった俺は、銀河鉄道999などで名前の通りが良かった松本零士氏が原作であると思いこんでいたのだが(コレは必ずしも正解ではない)、その当時の俺ですらエンディングロールのクレジットに違う名前が表記されているのを見て、疑問を感じる事が多かった。時々児童向け雑誌やコミックでヤマトのマンガ(劇画)を目にする事もあったが、その度に作者が違う・・・。このあたりの事項が原因となっているのかどうかは俺には判らないし、俺が書く事でも無いと思うのでスルーするが、ファンとしては近年の著作権争いには寂しさを感じる物がある。
それと、劇場版とテレビ版で著しく結末が異なる事。劇場版では死んだはずの登場人物が、テレビでは次のシリーズに平然と現れる。これはシリーズを継続する為の苦肉の策だが、コレをヤマトを金蔓と考えてプライド無くストーリー変更した、と揶揄する声も多いようだ。
 
それでもヤマトという存在は、これらのネガを差し引いても余りある。
 
正に名作の条件が全て揃った「宇宙戦艦ヤマト」。
そのヤマトと田中麗震愚のコラボレーションを企画した。賢明な読者の皆様は、このアホな企画の内容はお分かりでしょう。
 
ターゲットは11月23日に滋賀県で行われるスクーターで田んぼを走り回るというエンデューロ、「滋賀國武舞杯どろんこレース」である。

 

関連ページ(スタッフブログ)

 
去年も出場する案はあったのだが、いつの間にか計画は消滅してしまった。
もう一つ、俺が以前から出場を狙っている国際コースを使用した耐久レースがあるのだが、1月と随分先に行われるにも関わらず、残念な事に既に出場枠は埋まってしまっている。
 
今年は出ずになるものかと、代表T中氏の指示により計画が実行に移された。
あの世界的に有名なT中氏率いる名門チーム、田中麗震愚がエントリーせぬわけにはいくまい。
え・・・? 勝ち?
モチロン狙いません(爆)。
主催者の意向に沿ってBBQ(我らが田中麗震愚内ではビービーキューと発音する)又は鍋がメイン。
メンバーの方は掲示板にて参加表明下さい・・・とT中さんが言ってました。
もしも田中麗震愚に入りたいwとかいうヒトは「田中麗震愚公式ブログ」に、非公開コメントにて連絡先を明記の上、そのアツい想いを語っていただければ幸いです。
何せ我がチーム代表は、あのT中氏ですぞ!!!

コメント (2)
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