子供の頃は、時間が過ぎていくのが遅かった。
見る物全てが無限の存在に感じて、世界中の全てがキラキラと輝いていたなあ。
我が長男の正吉君もそう感じているのだろうが、俺は自分の時間が過ぎるのがやたらと速い一方で、正吉君が早く幼稚園や小学校に上がるのを心待ちにしているせいか、正吉君はちっとも大きくなっていない気がする。
時間の感覚が感性を追い抜いたのは、高校卒業から二十歳ごろだったかと思う。
折りしもその頃はバブルの絶頂期だったのだが、景気とは無縁の学生の事、バイト先の数件先にあったマハラジャを別世界のように見ていたっけ。
気のせいか世の中も今ほどカリカリとした雰囲気はなくて、数年経てば収入も増えて、好きなクルマでも乗り回せるのかなあ・・・と漠然と考えるほどの余裕があった。
一応色々と明確な人生の目標はあったものの、やっぱチャラかったかね。この頃既にバイクには乗っていたけど、女の子に会うときはスーツ着て電車という事も多かった。
一番お気に入りはコレ↓(埋め込みコードが無かったので)
http://www.youtube.com/watch?v=RdF25K8DJDc&feature=related
今でこそ「民営化」にはネガティヴなイメージが付き纏っている感は否めないが、この頃は好景気の象徴だった。
大体からして、現在は不況じゃなくて、あくまでデフォルトじゃないのか?・・・とさえ感じてしまう。
歳を食ったかと問われれば、年齢は重ねたがキモチは変わってないと。
ナンか俺って、この時代で時間が止まってるんだよな。
早く大きくなれ、正吉君。