THE FOURTH PARTY

チョイ毒エッセイのようなもの。コメント欄でのやりとりはしません。用事がある人のみ書き込んでくだされ。

夜叉ヶ池登山

2009-10-12 00:05:37 | チョイ毒エッセイのようなもの

坂内バイクランドを通り過ぎて山のほうへ入っていくと、岐阜県と福井県の県境付近に夜叉ヶ池という池があるらしい。
バイクランドは夜叉ヶ池への入山記帳所も兼ねているので、バイクランドに行った事があるという人は、夜叉ヶ池の存在くらいは知っている筈だ。
ところが、坂内バイクランド常連の人でも夜叉ヶ池に行った事があるという人は数少ない。
何を隠そう、俺もそうだ。
かなり昔から通っているのに、レースや練習以外で行ったのはたったの一度。トライアルの大会をVmaxで見に行った時だけ。
バイクランド以北に行ったのも、去年の晩秋に神岳ダム(せいぜい1kmくらい)の工事状況を見に行った時だけだ。
以前から行ってみたいとは思っていたものの、坂内で走っている人間にとっては、何かキッカケがないとなかなか行けないだろう。
去年の24時間EDの時に序盤でリタイヤしたチームが夜叉ヶ池に行ったとか(笑)。※コース内側にピット&パドックを設営するので、リタイヤしても帰れない
 
さてさて、10月10日・11日に行われた坂内4時間エンデューロが、通算50回目を迎えた。
その記念イベントとして夜叉ヶ池登山が行われるとの事で、俺は飛び付いたのだった。
 
元々岐阜県側の場所という表現をされてきたのだが、最近は福井県のものだという表現をされることが多いそうだ。コレが物議を醸しているらしい。
スタッフの話によると、夜叉ヶ池には福井県側からも登れるとの事。登山道としては岐阜県側(坂内側)からのルートのほうが楽しくてお勧めだそうだ。
福井県側のルートから登ったことはないが、俺としては断固として岐阜県側の物であると主張をしたい。
ちなみにWikipediaでは(ハッキリと書いてあるわけではない)岐阜県側的なニュアンスで表現されている。
 
スタッフ氏の運転する車に揺られて20分ほど。車が全くすれ違いのできないところが多くあるが、全て舗装路で登山道入り口の駐車場に到着。

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ザッと見で50台くらいの駐車が可能。
我が家からは俺と2人の娘が参加。正吉君も連れて行きたかったのだが、身の回りで唯一夜叉ヶ池まで行ったことのあるME06氏の話によると、ちょっと険しい箇所があるとの事なので同行は断念したのであった。
 
入り口はこんな感じ。ピクニックコース的なフラット林道程度の道を想像していたが、コレは・・・。

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かなり急な坂が続く。

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清流伝いに登ってゆく。

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ところどころ木製の橋が。

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こんな風に曲がった木が多い。地すべりや雪の重みで傾いた木が、お天道様に向かって伸びているのだろうか。

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山の谷間の向こう側に夜叉ヶ池があるのだそう。ヒエエ、気が遠くなりそう。

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途中にある水飲み場。
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橋が架かっていない沢渡り。小1の次女は渡ることができず、抱えて渡る。こんな場所が何箇所もあった。

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前半はかなり険しい。

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中間地点の看板。

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根っこの芸術!

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この画像を拡大すると・・・

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岩壁を人が登っている! あんな所を登るの?

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幽玄の滝に到着。美しい!

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岩の山が眼前に迫ってきた。

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昇竜の滝を眺める。

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最後の難所に到着。

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ザイルがあるので、小学3年生の長女は何とか登っていくが、小1の次女には少々厳しい。

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ある程度は階段状になっており、俺はザイルどころか両手すら使わずに登れた。

しかし、正吉君を連れてきていたら、大変な事になっていただろう。
 
本降りの中、夜叉ヶ池に到着。かなり小ぶりな池だ。

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イモリが出迎えてくれる。結局ヤシャゲンゴロウを見る事はできなかった。

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雨がどんどん強くなるが、逃れる場所が全く無い。娘たちはこんな所で弁当を食べる。

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山の天気は変わりやすい。急激に晴れてきた。

池の周りは全体的に低木が多く、ここまでの道程とは雰囲気が異なる。

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帰りは地獄。ほとんど次女を抱えたままで絶壁を下る。

背中には自分の荷物+長女のリュック、左腕に次女のリュック、右腕に次女。

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翔&れっちママ、荷物を持って下さりありがとうございました。この後次女は、「人には迷惑を掛けられない」とでも感じたのか、行きには「持って~」と言っていたリュックを自発的に背負う。
 
登りよりも下りの方がキツイ。遂に膝が笑い出した。

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終盤になると、次女も靴が濡れる事に抵抗が無くなったようで、自力で沢渡り。

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不覚にも最後の階段を登り始めたところで左足が攣った。数段登ると今度は右足も・・・。駐車場に戻り、ヘナヘナと倒れ込む・・・トホホ

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大人たちはみんなヘバってしまったが、子供たちは至って元気だ。
 
以下、注意書きなど。森林パトロールの方がいます。熟読の上、入山して下さい。拡大して見てちょ!

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夜叉ヶ池、いいところだ~。

10年以上抱えていたモヤモヤが取れてスッキリ。

バイクで走るために坂内に行っている人も、例えば2泊3日の夏合宿の中日に、早朝から登って昼くらいに帰ってくるっていうのはどうだろう。トレーニングにもなりますぞ。

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CRAZY-HORSE take the wrong way 7

2009-10-08 13:08:29 | XR250

本番まで10日を切った。
俺はメンバーの中では遅い部類なんで、ビルダーとしての役割(笑)とメカに重点を置いているワケで。
いつも思う事なのだが、このレースではチューニング車両は明らかに不利だ。最後まで持たせる事を考えるだけで頭がパンクしそう。
なんでクラスを分けたり、ペナルティ食らったりするんですかね・・・とボヤキつつも、逆にイジリ系の俺にとってはやりがいのあるものに感じたりして。
 
ハーネスを解いて改良。

Img_4747

280馬邪と付き合いだしてから、この作業もすでに3回目。今回はHIDの配線が加わってしまう事もあって、よりトータルな見直しを図る。
レースに使うには不必要なサイドスタンドスイッチ、クラッチスイッチ、ニュートラルスイッチに加えて、ベースとなっているのがXR250BAJAなので、フロント周りに異常な量のモジャモジャ電線があるのだ。
現状は不要な電線やカプラーを間引いてしまい、バッテリーに接続するラインを太くしたりしてある。
ハーネスをバラした事のある人は知っていると思うが、1本の電線を各カプラーに振り分ける為に、同じ回路上に細い線が何本もある場合がある。サイドスタンドスイッチなどを取り外すと、コイツらがかなり省ける。
さらに280馬邪の場合は、ヘッドライトとテールランプの配線は必要だが、ウインカーは不必要。ノーマルからするとビックリするくらいメインハーネスが細くなっている。
ただし、前回この作業を行った時は、配線の被覆の色を残すために電線の入れ替えはあまり行わず、基本的にはカプラーもノーマルを使用している。
 
地道な作業を続けるだけなので、特筆する事は何もない。
手持ちの電線は黒・赤・青・緑の4色しかないので、後で判り易いように振り分けた。電線の本数はかなり減るので、全くワケが判らなくなる事もないだろう・・・つっても、テスターは必須ですが(爆)。
カプラーそのものはノーマルを使用するが、中身の端子は極力取り替えた。
極小のマイナス精密ドライバーで端子を押し出し、爪付きの新品端子に取替え。ああメンドイ。
 
HIDの2次側は仮にも高圧なので、キットのものは防水カプラーを使ってある。勿論使えるところはそのまま使うつもりなのだが、配線の長さが合わないし、カプラーもデカイし、接続はともかく切り離しに時間が掛かる。
カプラーを付け替えなければならない箇所をどうするのかは、思案中。普通のカプラーに防水&絶縁のカバーを取り付けるか、ギボシにするか、素直に防水カプラーを買ってくるか・・・。
 
今まで使ってきたノーマルヒューズボックスはデカイし、大きなカプラーで接続されているので、天下のエーモンのホルダーに取替え。
ホントは小型ヒューズを採用してグラム単位の軽量化をしたかったのだが(ホンキにしないように)、店頭在庫切れのため断念。
 
ちなみにテールランプ取り付けのために残してあったコネクターが死んでいた理由は、アッサリと判明。何故か何処にも接続されていませんでした(爆)。
このコネクターは以前は使っていたのに、いつのまにこんな事やったんだろう(笑)。
 
あと、夜間給油時の工夫として、透明ポリタンク下部にLEDを仕込んでおいて、ニュートラルに入れるとLEDが点灯して残量が見えやすくなる・・・というモディファイをしたかったのだが、280馬邪はニュートラススイッチが折れてしまっているのだ。残念。
 
非常に面倒くさい作業だが、個人的にはそれほどキライな部類ではない。
電線は8割がた入れ替わり、端末が未処理な箇所もあるものの、ほぼ完成。
 
リヤサスもオーバーホール。

Img_4751

中身の部品は数セットストックしていたので、総取替え。
もう慣れてしまったので、特筆する事も無し。

Img_4754

 
一応280馬邪は「坂内2DAYS special」なんで、各所に特別な工夫が為されております。そのへんは全てトップシークレットですよ。ヒヒヒ

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キャバクラでオネエちゃんにモテる小ネタ

2009-10-01 09:22:54 | 工作

俺はデカール屋ではないのだが、仕事と趣味の接点として、バイクにデカールを貼るという事を非常に重視している。
ちなみに仕事としてやるつもりは、今のところ一切無い。
我社の地元にも専門業者がいらっしゃるので(自宅引越し前は至近距離だったw)、ノウハウも無いのにわざわざ異業種参入する事でもないでしょう・・・と。
しかし自分のバイクは自分でやっているワケだし、職業上からも技術・知識・実績とかは増やしたいなあと思うのだ。
 
以前からポリタンクへのデカールの貼り付けでは、貼り付け後しばらくするとガスが入って浮いてきてしまい、困っていた。
ポリタンクの表面からは、ミクロの世界では中身のガソリンが染み出してくる。普通のフィルムを貼ってもブチブチになってしまうのだ。
そして、結果として剥がれてしまう。剥がれたデカールは、ガソリン臭い。
 
それなのに何故、ノーマルデカールは剥がれにくいのか?
 

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俺の手元には、N造さんからもらったME08のポリタンクと、純正デカールがある。
今のところ使う予定は無いので、いわばコレクションですな。
 
純正デカールは、裏紙(ギョーカイでは「セパレーター」という)に、メーカー名が印刷されているケースが多い。
ME08のデカールのセパレーターにはメーカー名は書かれてないのだが、代わりに「AG-204」と怪しい文字列が。

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このAG-204ってのは、実は3Mの商品名で、アウトガスを発生する素材への貼り付け専用のフィルムなんである。
コレはメーカーの資料。

Img_4740

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耐久テストには1mm厚のガソリン入りポリタンクに貼り付けて・・・とある。普通はポリタンクにフィルムを貼り付けることは無い。そしてこの材料は基本的に印刷ベースということらしい。
つまり、オフロードコンペ用の材料としての役割を意識していると思われる。
 
ならばこの材料を買えば、ポリタンクのデカールが製作できるのでは・・・というのは、甘い。
AG-204は材料としては販売されていない。それに、インクジェット印刷用ではなくて、シルク印刷用。
3Mが印刷をして、表面処理(液体ラミネート的なものと思われる)をした物しか販売してもらえないとの事。インクも特殊な物なのかも。くっそ~・・・。
まあ多分、ホンダもヤマハも、他メーカーもコレを使っているのだろう。
 
3Mの商品ページ
 
シュラウドやフェンダーにも、普通の粘着フィルムは接着しにくいんだが、一般材料の中から相性の良い物を探し出して使用している。メーカーとかはヒ・ミ・ツ(笑)

コメント (6)
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