THE FOURTH PARTY

チョイ毒エッセイのようなもの。コメント欄でのやりとりはしません。用事がある人のみ書き込んでくだされ。

暴れ馬、始動!

2009-10-20 02:30:38 | オフロード

280馬邪は前日にHIDのインバーターの取り付けなどを完了。
インバーターの取り付け位置はこんな所。

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280馬邪の細かい仕様は秘密にしているが(笑)、これはノーマルマフラーや市販のマフラーでは真似できないので公開に踏み切った(爆)
ホイールなどのスペアパーツの多くは、XR乗りであるME06さんとT田さんがやってくれた。
今年は準備からレースまで色々と分担できて、いい雰囲気で終了することができた。もう少し贅沢を言わせていただければ、もうちょっと俺とN目君の負担が減ると助かるんですが(笑)

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前日の晩8時頃にマシンは完成したものの、いつの間にか寝てしまっていた。
起きたら何と朝の4時!
コレはイカンと慌てて荷造りして(マシンは積んであった)、風呂に入ってから出発。いよいよ長い2日間の始まりだ。

 

現地には7時過ぎに到着。
我らが田中麗震愚代表のT中氏とN目君、JAYBIRDさん、moritechさんが既に来ていた。
受付順にパドックエリアに進入する決まりになっており、エントリーが遅かったので心配したものの、希望の位置にスペースを確保することができた。
メンバーからは不評な櫓を設営。設営と撤去は大変だが、PIT作業ではバツグンの威力を発揮する。

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ところで、280馬邪は実はこの時点でセルが回らなかった。去年からのセル不調は原因を突き止められず、そのまま持ち込んだのだ。
ちなみにスイッチ取替え、リレー取替え、バッテリー新品、ブラシ取替え、配線取替え済み。

 

今年も必勝体制の青組とエンジョイの赤組に分かれる。しかしメンバーが規定数6人ずつに足りず、超強力な助っ人をお願いすることになった。坂内バイクランドの創世記から地元で活躍されているK頭氏。海外ラリーや国内BIGレースにも出場しており、非常に顔も広い方である。
で、前日にK頭さんに電話したところ、MD30のセルを所有してみえるとの事だっだので持ってきてもらい、スタート前に取り替えた。
ところがやはりセルが回らんのよ。そのままスタートすることになってしまった。

 

某氏が暗黙の了解にてゼッケンを製作してくれる事をアテにしていたものの、見事に裏切られてビニールテープで書き入れる赤組芋樽号とN目君。

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スタートはファラオ帰りのmoritechさんから。
ライダー全員の実力からして普通に走っていれば勝てるはずなんで、moritechさんであればトップグループをキープしたまま確実に次に回してくれるであろうと考えたのである。

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青組は1日目の昼間は、俺を含めて4人しかいない。予定しているピット作業の前後のタイミングで俺が走っていると、ピット作業の効率が落ちてしまう。
何せ280馬邪は俺の手によるオリジナルパーツが多すぎる。
なので俺は極力メカニック専属と考えて、作業服のままだ。

 

しかしピットは賑やかだ。
作業を手伝ってくださったK原さん、M山さんなど坂内の大御所をはじめ、K頭さんの知り合い、HSTRの方々、その他多数の知人が訪れる。

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田中麗震愚もメジャーになったもんだ(笑)。
田中麗震愚メジャー化に尽力くださっている我らが代表田中氏も、空を見上げて肩を震わせていらっしゃった。

 

11時25分。遂に国旗が振り下ろされた。ルマン式である。

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moritechさんも順調なスタートを切ったが、セル付きのバイクがほとんどなので、スタート直後の順位は真ん中くらい。

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ヒヒヒ、こりゃ作戦通り。
当然走らせれば速いので、走行を終了する頃にはトップグループだ。

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キャブの不調を訴えながらも走り続けるN目君。

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ピットからは世界の代表田中氏より的確な指示が下される。

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青組の次のライダーは、K頭さん。
初めて280馬邪に乗る彼は、スタート前からFブレーキのタッチが気に入らない模様。
「キャブのセッティングは出てるの?」など、マシンの仕上がりに信頼してもらえてないようだ。
走行開始直後は、ピット前を通り抜けるたびにFブレーキのプアーさをアピールしていく。
ウ~ム・・・ME08のマスターだと、あんなカンジなんですが。
走行終了後、K頭さんの一言。
「乗りやすい! 坂内のエンデューロマシンとしては、無欠だ。Fブレーキを除いては。」
それと、走行中にセルが復活したそうだ。どうなっているんだろう。

 

時を前後して、本来は日没後にしか来られない筈だったN川君が現れた。

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「今日は早く来られたんですが・・・早く帰らなくてはならなくなりました。」
何~イ!
そんな訳で、K頭さんの次に俺が走ろうと思っていたのをN川君に変更。
元気良くピットを飛び出して行ったものの、数周後、規定時間を過ぎても帰ってこない。
ピットは大騒ぎ。そして様子を見に行ったmoritechさんが血相を変えて走ってきた。
マシンが止まっている!・・・と。

 

チェーンガイドが折れて巻き込み、チェーンが噛み込んでしまったとの事。
工具を持って駆けつけると、スイングアームに溶接されたチェーンガイドのステーが、見事にモゲていた。
噛み込んだチェーンは叩き出したのだが、リヤタイヤがパンクしている事が発覚。
急遽ピットインだ。
チェーンガイドは当面は無しとし、スペアホイールに交換。

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暫く気付かずに走っていたのだろう、チューブはタイヤの中で激しく捩れてしまっていた。
ライト装着時にチェーンガイドを付け直す為、修理用の材料として持参したアングル材を加工してブラケットを製作。

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順位は同一周回がいるものの、既にトップ。「ジワリと速く」の作戦通りだ。コース上でのストップや、5分程度のピットストップも物ともしていない。

 

次は破れたモトパンを履いたT田さんである。※次のローテーションが夜中なので、濡れたウェアで走る事を嫌って、初回に使い古しのモトパンを履いている

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彼もかなりのペースで走る人なのだが、それとは裏腹に、マシンに負担を掛ける事でも高名である(スミマセン)。
30分ほど走行したところで、突然ピットに戻ってきた。
「クラッチが滑る!」
 

 

ピット内は凍りついた。

 

つづく。

コメント (2)
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