めざせ中医学的健康生活

日本人中医師による美容と健康に役立つ情報。「未病を防ぐ」をモットーに心と体の健康を保ち、毎日楽しく暮らせますように♪

湿気と浮腫と乾燥の関係

2019-07-12 | 台所で実験
しっとり雨が続きますね。

その割には湿気を感じないのは私だけ?少し前はもあっとしてエアコンをかけていた我が家ですが、ここ1週間はエアコンのお世話になっていません。

除湿をずっとしていたから部屋が湿気を吸ってくれているのかな? ふすまに畳にカーテンに、その他布製品に紙類に、木製品に、、湿気を吸ってくれるものは沢山ありますからね。



湿気が多くて一番困るのは五蔵の中では「脾」です。

脾は消化吸収だけでなく水分代謝も担当しているので、脾の機能が落ちると水分をちゃんと利用できなくなって溢れてしまい浮腫む事になります。そして、ちゃんと利用できないから潤す事も出来ずに喉が渇いたり、乾燥したりしてしまいます。体内に水はあるのに。だから喉はかわいて水は飲みたくなるし、飲むと浮腫むし…の悪循環。

この時期の湿気はもう仕方ないので、それ以上に脾を傷めない様に冷たいものは避けたいですね。


夏の栄養補給として優秀な甘酒は消化吸収にも負担がかかりにくいので体が弱っている時にはありがたい存在ですが、決して冷やして飲まない様に!

逆に体に負担がかかりますからね。

人気なようだし確かに便利だなと思い、私自身はあまり好きではないけれど夏の薬膳料理教室で使った甘酒。甘酒があまり好きでない私でも美味しく食べれるデザートを作りました。

冷やさなくても食べれる様にアガー(海藻由来)でかためてあります。

本当はヨーグルトで作りたくて何度も割合を変えて実験したけど色々と矛盾が生じて作るのが大変。アガーはある程度温度を上げないといけないし、ヨーグルトや甘酒は生き物がいるので温度は上げれないしで個人で作るにはいいけど簡単にはできないので教室のメニューとしては却下しました。

かわりに豆乳で割って作ったのですが、甘酒の甘味があるのでお砂糖要らずでおいしいデザートに仕上がりました。酸味が好きで無い人はこちらの方が良さそうです。

豆乳ならある程度は加熱できるので簡単に作れます。

ゼラチンでも多めに使って冷やしかためた後に常温にもどすとか、温かいお茶を合わせるとか工夫をすれば体への負担を減らす事ができます。

数年前に自分主催で無い料理教室で作った時は、ブルーベリーでソースを作って添えていただきました。

フレッシュなブルーベリーで作ったソースはとても美味しくて幸せでした♪



甘酒の味が好きだったら絶対に自分で作るんだけどなーっ

そこまでの愛は感じないので(嫌いではない)、また機会があれば色々と試してみたいと思います。
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