めざせ中医学的健康生活

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大地の恵み“むかご”

2006-10-26 | 薬膳&食療(野菜)
今日はむかごが手に入った。

むかごは山芋の地上部のツルに出来るモノで、山芋とはまた違った味わいがある。

小さな小さなその姿からは想像できないくらい味わい深い。

お店に売っている様な大きな立派なのではないし、数も少ないのでそのまま蒸してもあっという間に食べ終わってしまいそうなので、日本人ならではの楽しみ方で食べる事にした。

むかごご飯である。

軽く洗って、お米を普通に炊く時に一緒に入れるだけ。塩をひとつまみだけ入れよう。

むかごも山芋と同じ様な物だから、健脾補虚、滋精固腎 と言う効能がある。簡単に言うと、胃腸を補って、中医学で言う“腎”を滋養する。

腎は、免疫力とか、成長、老化等と大きく関わる臓器なので、山芋は健康増進や養生の為にはとても良い食材。

ただ、どんなモノも万人にとって良いわけではないので注意が必要。

実邪がある時は摂らないように…邪気を追い出すのに不利となるから。これは、炎症があったり感染性の病気にかかったりしている時。

あと、摂りすぎると便が乾燥したりお腹がはったりする事があるので、自分の体調と相談しながら摂る事。つまり、

どんな良い食材でもそればかり偏って摂るとバランスの崩れを引き起こす  

と言う事だ。

おお~炊飯器からいいにおいがしてきた



そうそう、塩をひとつまみ入れると、味もおいしくなるし、塩は十二経の中の腎経へ導く役割をしてくれる。だから腎を滋養する効能も発揮されやすくなるってわけ。

今日はむかごご飯が主役なので、あとは具沢山のお味噌汁でも作ろうかな

あ~ お腹すいた!!!
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