めざせ中医学的健康生活

日本人中医師による美容と健康に役立つ情報。「未病を防ぐ」をモットーに心と体の健康を保ち、毎日楽しく暮らせますように♪

風邪はいやだ!

2006-11-18 | 薬膳&食療(野菜)
最近抵抗力が落ちているのか、寒風に当たった日は何となく体がスッキリしない。

昨日も、外から帰ってきたら何となく寒気がして、首の後ろがこわばった感じ。

手足の先がとても冷たくなっている。暖めても、体の芯まで暖まらない。

う~ん、これは先月風邪を引いたときと同じパターンだ。コマッタ。

ちょうどネギがあるし、夕食はネギのスープで寒気を吹き飛ばしちゃおう

風邪の初期にはよく“生姜で体を温めると良い” なんて日本の薬膳本には書いてあるが、実は私のように陰が少なめの人にはあまりよくないのだ。

単に陰が少なめと言うだけではなくて、“どこの陰”がと言うのも関係してくるのだけど、とにかく年中アイスクリーム大好きな私は、お腹がポカポカしちゃう生姜はあまり摂らないようにしている。

それに、昨日は寒さで体の中の気が巡っていなくて手足も冷えていたので、経絡を通す作用のあるネギ(白い部分)が良かったのだ。

サケ、しめじ、大根、白菜、それからネギを焼いてから(香ばしくて甘みが出て美味しい)お鍋でぐつぐつ煮て具沢山のみそ汁風にした。

ネギは、根っこを入れるともっと良いんだけど、美味しさ重視って事で、根っこの付け根ギリギリ残すくらいにして煮込んだ。

それまでいくらストーブたいてもホットカーペットつけてもブルブルふるえていたけど、スープを飲んでしばらくすると、体がポカポカポカポカ暖まってきた。

なんだか血が暖まって、血行がみるみる良くなって行く感じ。あっという間に足先までポカポカになり、顔も赤くなってしまった。

まるで熱でも出たのか?ってくらいポッカポカ♪

喉が少しイガイガしていたので、食後に杏仁パウダーを紅茶に入れて飲んだ。

杏仁パウダーは、杏仁豆腐にされる事が多いけど、のどを潤したり肺の気の働きを正常にする作用があり、咳が出る時にもよく使われる。

もっとも、その薬効は主に苦杏仁が強くて、杏仁豆腐にされる甜杏仁は、喉を潤す作用が強い。

とにかく、薬として飲むにはお湯に溶いて暖かいうちにちびちびと喉に浸透させるような感じで飲むのが良い。

紅茶に入れた事はなかったけど、ミルクティーのような感じで悪くはない。

ポカポカしたうちに早めに寝たら、朝起きたらすっかり良くなっていた。

あ~よかった。 風邪ひいて寝込むと、本当に健康のありがたさがわかる。

何もしないでぼ~っとしているだけでも幸せなんだな~って、今まで何度も頭ガンガン痛めて熱に
うなされてようやくわかったのだ。

小学生の頃はひどい風邪を引いた事なかったのか?風邪で学校休めるのは嬉しかったけど

できればもう風邪はひきたくない。

今回の“未病を防ぐ”は大成功!
  
なんだか嬉しいな~
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