もうカワトンボかイトトンボか混乱するから「トンボ」で押し通すことにした。愛好家でもないのだから。
写真はメスが二匹、オス一匹の合計三匹写っているが、三匹目は判りにくい姿勢だ。
メスは水中に尻尾を沈め、沈木(チンポコではない)の割れ目に先端を差し入れて微動だにしない。オスも守っている心算なのか、接近しても飛び立たないのだ。
総じて、産卵中は逃げないことが多い。警戒をしているだろうが「まず産卵」と専念しているように見える。だから写真撮影は比較的容易だ。
野鯉も産卵期で浅瀬にメスを追ってオスが群れて騒がしい。この期間だけ、タモ網で掬い取ることが可能だ。川辺に寄っても逃げることは稀になる。一度だけ二尺近い野鯉を掬った事があるが、食べれる訳でも無く、池に入れても病気の元になりそうなので放流した。
でも、網の中で暴れる大鯉の感触を感じた時は「やったー!」の気分になる。しかし、もう磯網は処分してしまったから眺めるだけだ。