トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

夏の雲

2010-05-28 | 感じるままの回り道

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 水の行き渡った田んぼにセリの茎が放射状に伸びている。写真では雰囲気が感じ取れないけれど、株と言うかコロニーと表現するのが正しいかどうか知らないが、結構魅力的に写ったのだ。瑞々しさと逞しさが見て取れる。食材としても好みの部類だがアゲハの餌だ。

 目を転じて谷間の狭い空を覗き見れば、夏の雲が頭をもたげていた。風景の静寂さとは裏腹に林内からはさえずりのオンパレードだ。全ての鳥を聞き分ける訳ではないが、ウグイス、シジュウガラ、コジュケイ、キツツキ、サンコウチョウなどが主流だ。

 このフイールドと関わるようになった初期は、この谷でサンコウチョウのさえずりを聞くことは無かったのだが、昨年からシーズン中は耳に出来るようになった。数が増えたのではなく、林相が好ましくなってきたのだろうと推測している。

 それにしても狭い青空に雲が湧き上がるのを眺めながら鳥のさえずりを聞いているなんて、小生的には贅沢三昧そのものでもある。いつまで続けられるか…。

 それもつかの間、昼には雨が落ちてきた。今日も無条件降伏なり。


育ちの初夏

2010-05-28 | 小父のお隣さん

Photo_2『数減らす雛は大きくなりにけり』

『親鳥を追いたる雛の徒競走』

『クワゴ群れ丸坊主なり桑のすね』

『糞と見ゆ喰って動かぬクワゴかな』