四月の定例会で植栽したコナラやクヌギの三年生苗がもう埋もれてしまった。一面のイタドリの原になっている。高いのは身長をゆうに越えている。
成長の早いのには驚きだが、植栽した苗木も目印の竹の支柱も見えなくなってしまった。
帰り際に鎌を持って根周りだけ刈り始めたのだが、突然オオスズメバチの羽音が茂った中から聞こえた。「無礼者め!」という雰囲気だった。
ビックリするより反射的に固まってしまったが、羽音だけで飛び出しては来ない。音を頼りに葉陰の中を透かして探したら一匹が葉に止まっていた。写真に撮ろうとズームしてみても奥の暗いところだったから画面で確認できる鮮明さは得られなかった。
オープンの場面ならにじり寄って撮影も可能だが、イタドリを掻き分けてとなると話は別だ。その刺激だけで女王様はお怒りになってしまう恐れが多分にあるのだ。たぶん…「月に代わってお仕置きよ」だ。
だから裾刈りは止めて敵前逃亡となった。営巣点ではないと思うけど続きは少々腰が引けるが出直しである。少々「あ~あ!」ものだ。