トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

森に佇む

2010-05-20 | 今日は真面目に

 『生き様の姿大小変われども我を見下ろす杉の隊列』

 『この山に一木なりし公孫樹の樹木肌に優し立春の陽よ』

 『土を掘る二月は逃げて木を植えし三月去りて花吹雪の今日』

 『枝刻み緑葉命絶つ年の明け緑保ちて立春となる』


天国の罠

2010-05-20 | 感じるままの回り道

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 棚田のある谷は周囲は森に囲まれて静かな場所だ。正確には鳥のさえずりが一日中響いているうるさい場所だ。しかし水の溜まった棚田と、それに続く畑跡の草地は見ているだけで天国の気分になる。

 しかし現実はそう甘くない。南側には自然がもたらした危険な仕掛けが罠となって存在しているのだ。元はと言えば森の手入れをしなくなった結果の地盤崩壊によるものだけど…。

 遊歩道脇の景観点なので「掛かり木」の処理を行政にお願いしたのだが、現地で確認はしてくれたが「業者を入れる金がない」とのことで数年が過ぎた。その時間の中で「掛かり木」となっていた数本は朽ちて自然落下したのだが、それが偶然にも「丸太落としの罠」状態になってしまった。

 折れて「くの字」で落下したときに先端は立ったままで幹の下半分がつっかえ棒となってしまったのだ。ご丁寧にも更に別の木が横から圧し掛かってしまった。こうなると何処に倒れるか、どういう反動が起きるか予測が難しい。

 同時に現地視察してもらった人工林の掛かり木は一人で処理できたが、ここの木の径は小さいけど危険は格段に高くなっている。立て札は立ててあるが散策者が入るようになってきたから放置は出来にくい状況でもある。「死然落下」なんて御免だから重い腰を上げざるを得ないか・・・。