5月の定例会は「棚田の手入れ」。一年も経つと水路も畦も痩せてくる。掘ったり盛ったり耕起しながら水位を維持させて「浅い湿地田」が狙いだ。
五月に入って草の生長が早く葦などは二尺ほど伸びていた。15日の定例会で畦作りの作業を行い易いように、事前の準備として刈払いをしたのだが、集草までは出来なかった。
刈り始めて間もなく小さなトンボが飛び立つのが見えた。体長は40mm足らずの小さな個体だ。最初はガガンボと思ったくらいである。これほど小さいのは初めて見た。名前は詮索しないで「小さなイトトンボ」である。
ヤンマも水面が現れる頃に姿を現したが、何ヤンマかは詮索しない。オオスズメバチが棚田の空間を直線的に飛行しているのを二回も見てしまった。昨日は頭部至近でホバリングされたし、これからは山にはいればほぼ毎回出会うことになる「お隣さん」なのだ。
嬉しい確認もあった。サンコウチョウの鳴き声を一回だけ聞いた。小生には今シーズンの初鳴きである。近くでさえずる時もあるのだが姿は一回も見ていない。南に沢三つ離れた場所に撮影ポイントの樹があるのだが、マニアでないから待ち伏せはしない。