枯葉そっくりなのには感心するだけだ。彼らも自信があるのか近くまで接近を許してくれることが多い。というより、突然足元から飛び立ってビックリさせられるのが常なのである。
自分の色合いと枯葉の色合いの認識が出来るのか、対比が鮮明になるところには止まらない時が多いようだ。似た場所を選んで着地する。
里山に入る前には見る事も無かったチョウ達ではあるが、つかの間の一瞬を和ましてくれるお隣さんでもある。
反対に存在を強烈に主張しているのがオオスズメバチだ。出かけるたびに出会いのある季節になったが、人が居ても逃げることも臆することもなく「我が道を行く」だ。
というより「何だ、こいつは?」とばかり頭部至近を旋回したりホバリングしたりと、わざわざ接近観察をする強気の昆虫でもある。師走に入るまでは気が抜けないが、こっちが「枯木そっくりさん」になる立場だ。