棚田脇の危険箇所「丸太落としの罠」を排除した。三本が絡んで斜めに立ったままの杉が危険この上ない。何時までも放置できないから重い腰を上げた。棚田の手入れが済んだ訳ではないが、連日の田起こしは少々きつい。気分転換?とも言えるか…。
幹の下部は沢の泥に突き刺さっているし、絡み具合が微妙で予測も出来にくいから、安全のためロープを掛けて倒れる方向を規制して取り掛かった。
地面に倒れている木はムカデのように枝を広げて、なんとも侵入しにくいし足場を悪くしている。枝払いと足場つくりが最初のチェーンソー作業となった。
掛かり木の処理による労働災害は炭鉱や石切り場に次ぐ危険作業との事は承知だし、ボランティアが行う範疇でも無いと思っているがやむをえない。
ともかく無事終了、その奥の倒木数本も処理して、ようやく沢の水路に光が差し込むようになった。トンボの生息環境と、まだ命脈を保っているかもしれない蛍のための「水辺の保全」でもあるのだ。
沢越えして掛かり木となっている二本は、まだしっかりしていてびくともしない。足場が悪いしチェーンソーを入れて反作用がどう来るか確信が持てないから、そこは手を付けなかった。替わりに掛かり木の下に進入しないよう横木を設けて注意喚起の一助としたのだ。
これで進入して潰されても我輩の関知するところでは無い、と思いたい。