『春の夜の遠めに淡き花の土手』
『林活や就活棄てた六十路かな』
『人生にあらず野生の刻を行く』
『息ついてガラスを打つや春嵐』
「発芽しないのでは・・・」と思っていた苗床のクヌギとマテバシイがようやく雑草と見分けがつくまでに成長した。
今年の一回目の草取りの時、発芽は全く見られず、四月下旬の草取りの時は、ようやく「芽生えた!」と思えたのだった。今日は一尺ほどになった苗もあり、伸びだすと早い。
前回の播種は混み過ぎて成長も掘り取りも苗を傷めることになった体験から、今回は間隔を空けただけにスカスカの印象になってしまった。発芽率も六割程度と意外に悪かったから余計にスカスカ感がある。
三年後に植栽できるかどうか判らないが、ともかく発芽して成長を始めたからホッとした。昨年はドングリの実りが悪くて、数を集めるだけでも山の中をうろつかねばならなかった状況があったから、ドングリの選別も出来なかった事も発芽率に影響しているのだろう。