山百合は忘れた頃に花を見せ
風止まる山ふかみどり青き空
カエル鳴くまぶたの落つる昼餉かな
茅の葉にバッタ移れば揺らぐ原
夜明けまでエンマの歌う涼夜かな
山百合は忘れた頃に花を見せ
風止まる山ふかみどり青き空
カエル鳴くまぶたの落つる昼餉かな
茅の葉にバッタ移れば揺らぐ原
夜明けまでエンマの歌う涼夜かな
「暑いなあ!」と思いつつ、作業を開始しようとしたのだが、何となく人の気配があったので林道の奥に入った。
そこには隣接したエリアで活動しているM氏の座り込んでいる姿があった。まだ朝の内だし休憩時間でも無いだろう、と思いつつ話しかけたら恐れていた事が起きていたのだ。
M氏が丹精していた棚田あとの水稲が猪に踏み荒らされている。昨日、ビオトープ脇の小さな砂州に猪の足跡があったから、出没してきたのは承知だったが、昨日の昼には被害を受けていないのは確認している。
M氏は、当然ガックリと言う風情だったけど、他人事ではなく小生が維持してきた棚田も被害にあっているかもしれない。猪の短足でトコトコ10分の距離だから…。
これで当方の棚田も被害にあうのは確実だ。もう遭っているかもしれないが確認に行く気にはならなかった。M氏曰く「猪には勝てないよ・・・」けだしその通り。小生も被害にあったような心持であった。しばらく二人でぼやいたが、M氏には慰めになったようだった。私の慰めは誰がする?!。