除竹より防蚊にいそし竹の藪
うるさくもわが顔したう藪蚊ども
面前で距離保ち飛ぶ藪蚊連れ
払っても払っても群る藪蚊かな
スプレーも落ちず煙に逃げぬ蚊よ
除竹より防蚊にいそし竹の藪
うるさくもわが顔したう藪蚊ども
面前で距離保ち飛ぶ藪蚊連れ
払っても払っても群る藪蚊かな
スプレーも落ちず煙に逃げぬ蚊よ
溜池周辺で普通に目に付くのが、このカエルだ。当初はツチガエルとばかり思っていたのだが、どうやらヌマガエルらしい。棚田周辺にも生息している。
田んぼだと、少年時代の体験からアカガエル、トノサマガエル、イボガエルなどが普通だった。当地に来てからは、というより故郷を出てからトノサマガエルにはお目にかかっていない。あれほど一般的だったカエルが、今は絶滅危惧種らしい。
稲作の形態も変わって、田の管理方法も昭和の時代とは大きく異なっているから生息環境が整わなくなったのが大きな要因だという解説を聞いたことがある。数年前から大流行が心配されていた「ツボカビ病」は、今の所は感染地域ではないようなのでホッとしている。
ヌマガエルも地味なカエルではあるが、体表の文様はなかなか美しい。特に口の周り、後ろ足の縞模様などは侘び寂びの風情を感じるほどだ。
あの洋菓子店の店頭に立っている人形と同じような愛嬌を感じるのは私だけだろうか。