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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

野蚕の仲間

2010-09-03 | 小父のお隣さん

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 林道脇の崖に白い物がある。近づいて確認したら「オオミズアオ」だった。羽も痛んでいて元気が無い。ガだから昼の真っ最中に飛翔してしまう、なんてことはしないだろうが、それは別にして寿命が来ている様に見えた。

 小生の方は、昼間の活動だけだし、夜間に燈火のある場所へ出向くことも無い日常だから、蛾の仲間には出会うことは少ないのだが、オオミズアオは何年ぶりかの出会いだ。このような大型の蛾は山の中でも見かけるのは稀である。 Photo

 オオミズアオを「野蚕」の仲間と呼ぶかどうかは知らないが、林道に薄緑色の繭を見つけた。落ちていたところは蟻が砂粒を盛っていたところで「セミの死骸?」程度に思って通り過ぎていた場所だ。

 誰かに蹴飛ばされたらしく繭が露出したのだが、中身は勿論無い。汚れてはいるけれど「天蚕」といわれるだけの魅力は見えている。カマス形でないからヤママユガの繭だろう。

 この絹糸の布は素晴らしいと聞くが、見なくても繭で判る。


*一茶意無責任

2010-09-03 | 温故痴新

 我と来て遊べや親のない雀        一茶

    ブブと来て止まれや肩にアカトンボ

 ひいき目に見てさへ寒きそぶり哉    一茶   

    ひいき目に見てさえ嘘のそぶりなり

 痩せ蛙負けるな一茶是に有り      一茶

    夏痩せに負けるなクコ茶ここで飲め


除伐

2010-09-03 | 今日は真面目に

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 この斜面は真竹が侵入して全く林床に光が届かなかった場所だったが、数年前に除伐して、木漏れ日が入るようになった。ただ、その後も竹の芽生えが続いているから、まだ数年間は竹の除伐に精を出さなければならない。

 今日は大きくなった常緑のヒサカキを中心に除伐したが、直射光の下ではないけど暑い日であった。これくらいの樹木密度だと風が通り抜けない。あるていど間引きが進むと、突然に風が行き渡る時があるのだが、これは嬉しい一瞬である。

 今日は、この面に着手したばかりだから、その一瞬はお預けであるけれども、蒸し暑さに辟易して、上部の竹の孫生えを刈り払いにいったら、ここでは少しだけ恩恵を受けた。でも暑さに負けて昼を待たずに敵前逃亡となった。風は涼しくなったのだが身体がくたびれてきた…。