彼岸花が咲いた。名前の通り時期を過たずに咲いてきた。
今年は残暑が厳しいから開花は遅れるかもしれないと思っていたのだが律儀な花である。温度よりも日照時間で制御されているのだろうか。
曼珠紗花なんて言っても通用しなくなったのがさびしいが、この花に思いを重ねる感覚も少数派になっているのだろう。そして唱歌の「曼珠紗花」を記憶に止めている人は周辺にはいない。
どうと言うこともない野辺の花、そんな花の仲間入りをしたのかもしれない。
⇒A
猪が侵入して一週間で水田が水泥と化した。棚田でなく「多難田ァ!」、もう作付けは致しません。
⇒B
時告げてサンコウチョウも右回り
空仰ぎ谷渡り聞く猛暑かな
産卵を警護のトンボ健気なり
セミの声少なになりて雲は行く
食み盗られ泥漬けとなり稲田かな