今日の最高気温は33℃だ。日没から2時間は経つが、窓を開け放した室内の温度計は31℃を示している。予報に寄ればまだ10日は続く見込みだ。
いい加減残暑に飽きてきて、秋は来ないけれども「残暑の秋」の煩悩を満たしてみた。着想は思いのほかだった。
お江戸で夏の健康飲料の定番だった「甘酒」を冷蔵庫で冷やし、たっぷりのレモン果汁で割った。喉越しすっきりで気持ち良く飲めるドリンクになった。
庭の紅玉が色付いたので、これは焼きリンゴにして冷凍室へ。3時間ほど冷凍するとシャーベットだ。紅玉の焼きリンゴは、事前に「チン」だけして試してある。レンジで加熱しても程よく仕上がったが、思っていたより甘味が増加してくるのだ。ジャムの香りが漂ってくる。
料理本などでは芯をくり貫いて、バターや蜂蜜などを入れるレシピが多かったが、何も加えなくても甘すぎるほどになる。本番はオーブンで加熱したが、レンジのほうが簡便で小生の性には合う。
レモン果汁で割った冷たい甘酒は「最高!」。焼きリンゴのシャーベットは甘味が勝ちすぎて、小生には甘すぎるが、シャリシャリした冷たい食感は「ガリガリ君梨」に劣らない上物だった。紅玉なんて「酸っぱくて硬い」と流通しないリンゴになったが、生の紅玉は大好物だ。、それが残暑の冷果に化けるとは…。