トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

残暑のスイーツ

2010-09-05 | 何よりの楽しみ

Photo_5  今日の最高気温は33℃だ。日没から2時間は経つが、窓を開け放した室内の温度計は31℃を示している。予報に寄ればまだ10日は続く見込みだ。

 いい加減残暑に飽きてきて、秋は来ないけれども「残暑の秋」の煩悩を満たしてみた。着想は思いのほかだった。

 お江戸で夏の健康飲料の定番だった「甘酒」を冷蔵庫で冷やし、たっぷりのレモン果汁で割った。喉越しすっきりで気持ち良く飲めるドリンクになった。

 庭の紅玉が色付いたので、これは焼きリンゴにして冷凍室へ。3時間ほど冷凍するとシャーベットだ。紅玉の焼きリンゴは、事前に「チン」だけして試してある。レンジで加熱しても程よく仕上がったが、思っていたより甘味が増加してくるのだ。ジャムの香りが漂ってくる。

 料理本などでは芯をくり貫いて、バターや蜂蜜などを入れるレシピが多かったが、何も加えなくても甘すぎるほどになる。本番はオーブンで加熱したが、レンジのほうが簡便で小生の性には合う。

 レモン果汁で割った冷たい甘酒は「最高!」。焼きリンゴのシャーベットは甘味が勝ちすぎて、小生には甘すぎるが、シャリシャリした冷たい食感は「ガリガリ君梨」に劣らない上物だった。紅玉なんて「酸っぱくて硬い」と流通しないリンゴになったが、生の紅玉は大好物だ。、それが残暑の冷果に化けるとは…。

 


刈り払い

2010-09-05 | 今日は真面目に

 棚田を通るトレイルを草が覆ってきて、ルートが判り難くなってきたから、今期最後の刈り払いの心算で刈り払っていたら、助っ人2名が来てくれた。お陰で棚田下部の畑跡地も刈り払いが終了した。これで、このエリアは来シーズンまで刈り払いに来なくて済む。

 「ヤレヤレ」と思って周囲の山腹を見渡せば、侵入竹が目立つ。おっつけ、この斜面の除竹作業もしなければならなくなるだろうが、今の所は「心積もり」だけである。でも、周囲の森の手入れをして、快適な景観を現じる事が出来れば、ここはミニ桃源郷みたいな一角になるのだろう。

 もちろん桃の木はないし、柴栗とセリ、ミョウガ程度の山の幸しか当てに出来ない環境だが、山の中の谷合にポッカリと開いた緑の空間は心和む空間でもある。それも「棚田」という水辺環境があっての賜物だけど・・・。

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ヌタ場

2010-09-05 | 小父のお隣さん

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 棚田への途中にある溜池1が、連日の猛暑で干上がっていた。多少の漏水はあるのだが、夏に干上がったのは修繕してから初めてだ。雨水頼みだから無理も無い。

 覗いて見て恐れていた事がおきていた。猪のヌタ場になってしまったのだ。干上がった底は足跡だらけ、飛び出したルートは草が泥に染まっている。直ぐに思ったのは「棚田」のことだ。ここから200メートル程下ったところにあるから、すでに訪問しているだろう。

 稲の被害はいかほどか、気も急くのだが背負い籠を背負い、刈り払い機を肩にかけて気温33℃の中、この鞍部まで上ってきたから息は絶え絶えなのだ。しばらく眺めているしかなかった。

 棚田が被害を受けていて、周囲の刈り払い作業を済ました後は、この鞍部に上がってくるのが更に辛くなるのだろう。若き日の早池峰山登山の消耗振りを思い出す。あれはヨタ場だった。

 上野から花巻まで夜行列車で立ったまま過ごし、バスの中でウトウトしただけで日陰の無い岩だらけの直登だった。中盤から脚が上がらず、一歩が靴の長さも出せなかったのを、今でも良く覚えている。ビバーク覚悟だったが、日没前に避難小屋に到着できた。隻眼の管理人が居て、よくしてもらった。